2008年03月24日
新入生(1162)
昨日から新入生が寮での生活を始めました。
今回、新たに入寮したのは新中学一年生の二人です。
まだ小学校を卒業したばかりなので初々しい(?)ですが、これからいろいろなことを覚えてたくましく成長してほしいと思います。
寮での生活は、初めのうちは目新しいことが多く新鮮で、親元から離れたという開放感もあって楽しく生活できますが、毎日の生活となると苦しいことも多くなります。
一番大切なのは、きちんと「生活の管理」をすることです。
寮での生活は、自分の家にいる時のように、何でも親がやってくれて、わがまま放題、好き放題やってきたようにはいきません。
私はいつも「ここは君たちの家ではない、人の家に住まわせてもらっているという緊張感と感謝の気持ちを持って生活しなさい」と言います。
リラックスして生活することは大切ですが、それをルーズな感覚と取り違えて、自分の思うように好き勝手に行動するようなっては困ります。
なので、細かいルールを取り決め、それを必ず守るように厳しく指導しています。
まずは自分の「生活管理」をお互いがきちんとすること、これができるようになるまで訓練が必要ですね。
また、他人同士が生活するので複雑な人間関係が構築されていくものです。
それをうまく、交通誘導よろしく、円滑に行くようにコントロールするのが私の役目ではありますが、それぞれの子どもたちがお互いに気配りできるように成長することが何よりも大切です。
寮では、その「コミュニケーションの力」を少しでも培うことができるための訓練として携帯電話の使用を制限しています。
基本的に、練習が始まって、翌日学校に行くまでの間は携帯電話の使用はできません(学校では使っても良い、ということではありませんが・・・・・)。
寮にいる時に、話もしないでひたすらに携帯でメール交換しているなんていう状況は、共同生活を送るためにも、「コミュニケーションの力」を高めるためにも望ましくないと考えるからです。
きちんと「自分の言葉で話し」、「他人に対する気遣い」と「気配り」を学び、「状況を判断」して、「自分の行動をコントロール」できる、寮は、そんな「学びの場」であってほしいと思います。
もちろん、それ以外にも辛いことや苦しいことも多いですが、それを乗り越えていくのは、やはり「テニス対する情熱」です。
「それ」さえあれば、すべてうまく行きます。
今回新しく入寮した子どもたちも、すでに生活している子どもたちも、その情熱を高く持ち、大きく成長してくれることを願っています。
そして、寮で生活したことがこれからの人生に大きなエネルギーを与えるものであってほしいと思います。
がんばれ!新入生!
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