2008年03月12日
行動目標(1150)
目標には、大きく分けて「達成目標」と「行動目標」があります。
「全日本に出場したい」とか「東海大会に出たい」というのは達成目標ですね。
自分を目標に向けて奮い立たせる、気持ちを高めるという効果は期待できますが、それが達成できなかった時のことを考えて不安になったりするということもあります。
それと、いくら思ってみてもそれが達成できるとは限りません。
そういう事が何度か続くとやる気も失せてしまうかもしれませんね。
それに対して「行動目標」は、自分が「やろうと思えば」必ず「できる目標」です。
「ミスをしても絶対に下を向かないようにしよう」とか「エースを決めたらガッツポーズする」というような自分の行動に対する決め事みたいなことです。
作戦に関しても、「絶対に相手のバックにサービスを入れる」とか「ロブをうまく使う」なんていうことも行動目標になります。
この目標のいいところは、「やろうと思えば必ずできる」ということです。
試合は「勝負事」です。
「勝負事」は、少しでも勝つ確率を上がるために「最善の努力」をしなければなりません。
でも、これがなかなかできません。
だから、ぎりぎりの勝負で負けていきます。
そんな試合を何度も見ました。
今回の合宿では、そんな考え方を理解し、少しでも勝負強くなってもらうためにいくつかの「行動目標」を持つように話をしました。
私の話はちょっぴり(?)回りくどくて理解しにくいと思うので、、少しここに整理しておこうと思います。
まず大切なことは、「次にどうするのかを考える」ということです。
ミスを嘆いたり、リードしていたのに逆転されたことを悔やんでいては戦えません。
「今」に気持ちを向けるために、「次」を考えることは大切な心がけです。
「どうしたら相手に勝つことができるか」、「どうすれば自分のペースで試合ができるか」を真剣に考えてプレーしてください。
それができなくて、過去のことばかり気にしていると、どんどん「落ち込み」ます。
良いショットを打っても喜べずに、気持ちは盛り上がってはきません。
このような状態で「戦う」ことは難しいですね。
だからこそ、常に「次」を考えて、気持ちをそこに向けなくてはなりません。
それが「今」を戦うためにもっとも効果的な「考え方」だからです。
それに加えて、そういう「ものの考え方」が確立されてくると、いろいろな作戦が浮かび、相手の状況を分析できるようになります。
戦いは有利に進む確率が高くなるはずです。
それが数%であったとしても、少しでも確率の高くなることを「実践」できる選手が、「強い選手」です。
「意識」して「実践」するようにしてください。
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