2008年03月02日
手のひらの感覚を高める(1140)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -87-
手の感覚器官は大変発達しています。
脳の中でも手の情報処理のために多くの範囲が活用されるそうです。
この手の感覚が鈍くなっていると、力が入っているのに、それに気づかず、つい力んで打ってしまうことも多くなります。
特に、毎日のようにテニスをやっている人は、ラケット握るための筋肉が知らず知らずのうちに疲労して、筋肉の硬化が起こっています。
筋肉が硬化していると、感覚はどうしても鈍くります。
そんな時はストレッチとマッサージをしましょう。
練習の前や後、お風呂の後などに行うとより効果的です。
やり方は簡単です。
両手の指を大きく開いて肘を張り、互いに押し付けるようにして指を伸ばします。
マッサージは、親指と人差し指の付け根を中心に、反対の親指の腹で、軽く押しつけるようにしながら行います。
指が硬くなっていると、手首もうまく動かせないので、手首の力がうまく抜けなくて強いボールが打てない人などは一度試してください。
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「手のひらの感覚を高める」という言葉と記事に、ストン、と感じるものがあったのですが。
この写真の女の子もそうですが、プロのテニスプレイヤー(写真)を見ても、右利きの人は、反対側の左手の手のひらを、見事に、大きく、きれいに広げていますよねえ。
これは、利き腕だけでなく、左手の感覚を高めるためなのでしょうか?
すいません、以前から疑問に思っていたことなので、よかったら、教えてください。
人間の運動が片側だけ命令が行き届くというわけではなく、両側性の反応に従って起こります。
つまり片側だけうまく使っているつもりでも、脳からの命令は反対側にもいっているということですね。
ということは右利きの人がうまくラケットを振ろうとすると、反対側の腕や指などの反応をうまく抑えたり、バランスをとるために使ったりということができたほうがよりうまくスイングできるはずです。
筋肉の反応を調べた実験もありますが、うまい人ほど左右の筋肉をバランスよく使っていることが分かっています。
うまくできるかどうか、はやはりバランスの問題が一番大きいですね。
スイングは人によってまちまちなので、こうした方が良いというように画一的に言うことはできませんが、左手の動きを意識して練習することはとても効果が高いと思います。
その意識を持って練習する中で、よりリラックスできて、バランス感覚が高まるような左手の使い方や力の入れ方が身に付いてくるといいですね。
がんばって練習してください。