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Memory Board そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

大島コーチ
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言葉の力(1200)



遊び半分に自分の名前で検索していたら、

http://www.meigennavi.net/word/020/020625.htm

に自分の書いた文章が、「名言」として掲載されているのを発見してびっくりしました。

何だかちょっと照れくさいですね。

言葉には「力」があります。

言葉によって勇気をもらったり、前向きな気持ちになったり、人生を左右することもあるかも知れません。

「座右の銘」とはいつも意識して行動をコントロールする「力を持った言葉」と言うことができるかもしれません。

私もそんな言葉といくつか出会いました。

もちろん、難しそうな本やテレビ番組にだけそうした言葉が存在するわけではありません。

マンガの中のセリフにも心を動かされる言葉に巡り合うことがあります。

私の愛読する「週間少年マガジン」には、「はじめの一歩」や「ゴッドハンド輝」など、実に素晴らしいマンガが連載されています。

毎回感動し、涙することも多いものです。

(「はじめの一歩」から―対戦前に弱気になっている後輩の学を一歩が元気づけるシーン)

学 「み~~~~んな
   ボクが敗けると思っているんだろうな」
  「くそ~~~」
一歩「周りがどう思うといいじゃない」
  「大事なのはそれじゃないよ」
  「キミはどう思っているの?」
学 「か・・・・勝ちますよ」
  「ボクが!絶対に!!」
一歩「それが大事だと思うよ」
  「自分のコトをどれだけ信じられるかが!」
  「不安はしかたがない」
  「試合前はあの鷹村さんだって少なからずあると思う」
  「だから練習するんだ
   少しでも自分のコトを信じられるように」
  「走って サンドバッグ叩いて
   勝てるかもしれない 勝てるだろうって」
  「少しずつ自分を信じられるようになって」
  「そして―」
  「敗けるはずがない! 
   というところまで
   身体(カラダ)と精神(こころ)を
   作り込んでいくんだ」
学 「・・・・確かに
   敗けると思ってリングに上がったら
   絶対に勝てない」
一歩「ボクは 会長にそう叩き込まれたよ」
学 「ありがとうございます 先輩・・・・」
  「胸にきた!
   周りの意見や過去の結果なんて気にしない」
  「自分を信じるんだ-自分を!!」

どうですか。絵を載せられないのが残念でたまりませんが、どんな素晴らしいメンタルトレーニングの本よりも心に響きます。

まさに「胸にきた!」という感じです(これは理屈ではなく、ハートに響いたという意味で使っています)。

また、「身体と精神を作り込んでいく」という表現にはアスリートとしての真髄がみえます。

そして、このときの物語はそれだけではなく、一歩が力強い言葉を吐いた後に、

一歩「い いやまあ 偉そうなコトを言っちゃったけど」
  「それが理想というか・・・・」
  「ボ ボクにとって
   この世で一番信用できないのは
   自分自身というか・・・・」

と、自分を信じられない自分がいることを素直に告白するのです。

自分を信じられない、自分の弱さを十分に自覚している、そういう人間が努力をする、そのことをこのマンガは教えてくれます。

こうした言葉に巡り合う経験を通して、自分なりの哲学のようなものが作られ、「自分の言葉」として成長していくのだと思います。

自分の言葉がどれくらいの人に影響を与えるのかは分かりませんが、素直に「自分の言葉」を伝えていこうと思います。


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コラム | 投稿者 大島コーチ 02:59 | コメント(5) | トラックバック(0)