2008年05月02日
こころのプロ意識(1291)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -110-
よく、「どうしたら強くなれますか?」と質問されることがある。
もし特効薬のようなものがあれば、きっと私は大金持ちになっているだろう。
でも、現状そうではない(まあ、それほど貧乏でもないので良しとしましょう)。
そんなとき多くの人は何を期待しているのかというと、「こうすればいいんですよ」という衝撃的なアドバイスである。
でも、結局はこれを「期待」する人は、強くはなれない。
愛工大名電高校野球部の寮には、「野球は生活だ。生活が野球だ。」という標語がかかっている。
私は、それを見るたびにこれが真実だと思う。
強くなりたかったら、いつでも強くなることを考え、強くなるための訓練をし、生活の全てをそのために費やす覚悟が必要である。
昔の剣豪は「いつ何時でも刀が抜けるように意識を配りながら歩く」ことを日常の訓練として行っていたそうである。
「そんなこと無理だ!」と思ってしまう人は、そもそも強くなることは難しい。
食べること、寝ること、歩くこと、その全てが強くなるために必要なことであるとは考えない。
だから、「特効薬」を求めるのである。
前に遠藤愛選手のコラムを紹介したことがある。
「その時、私はプロではありませんでしたが、プロとして意識を持っていました」と、「心のプロ意識」について書いていた。
誰もがプロになれるわけではないが、「プロとしての意識」を持つことはできる。
これが唯一の方法だと信じている。
質問する前に、どれだけテニスのことを真剣に考えているのかを考えてほしい。
自分の甘さに気づいたのなら、あなたはもっと強くなれるかもしれない。
そして、たった今からその訓練を始めたものだけが強くなれる。
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