2007年06月21日
弱点(916)
私には「弱点」があります。それは扁桃腺です。
ちょっと気温が下がったり、体調が思わしくない時などに腫れてきます。
体調管理のバロメーターのようなものかもしれません。
この間、夜少し気温が下がって肌寒く感じましたが、試合が近いこともあって長い時間マッチ練習を見ていました。
気がつくと、何となく呼吸もしにくくなる程度にのどがはれています。
こんな時に一番嫌なのが、活舌がさらに悪くなることです。
たださえ聞き取りにくかったり、かんでしまうことが多いのに、のどが腫れればなおさらです。
こんなもの無くなってしまえばいいのになあ、と思いますが、体調管理のバロメーターだと思えば「それもまた良し」です。
「無病息災」という言葉があります。
病気も何も無く健康でいられることを表す言葉だと思いますが、あるTV番組で、
「無病であることで自分を過信してしまい、重大な病気になってから気付くことがあるので、長生きにはつながらない。少し病気を持っていると、常に自分の体のことを気遣うようになるので、それが長生きにつながっていきます。だから一病息災なのではないでしょうか。」
というようなことを言っていたのを記憶しています。
そういう意味で、私の扁桃腺は「弱点」ではあるけれども、体調のことを考えるきっかけになっている、という点でとても「大切な機能」を持っているということになるのではないでしょうか。
テニスでも同じではないのかなあ、と考えたりしました。
自分に「弱点」があると、それが原因で強くなれないと短絡的に考えるのではなく、
「弱点」を持っているからこそ、それを克服しようと懸命に練習する「意欲」が生まれてくる。
だから、何かしらの「弱点」を持っている方が「息の長い選手として活躍できる」というふうに考える方が良いのかもしれません。
「完璧」な人間はいません。
「完璧」な人間になることが素晴らしいのではなく、そうなろうと「努力」することが素晴らしい、私はそう思います。
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