2007年06月14日
10周年(910)
昨年、私がロングウッドでプレーヤーズコースを開校してから10年が経ち、「10周年記念パーティー」を開催しました。
たくさんの人に集まっていただき、思わず涙を流してしまったのはちょっと恥ずかしいですが、とても良い記念になりました。
何かを始めて、いろいろなことを乗り越えて「10年」続けるということは、とても意味のあることだと思います。
実は、昨日も「10周年」の記念日でした。
何の記念日 かというと・・・・
私が禁煙して、昨日で丸10年が経ったのです
10年前の6月13日以来、一度もたばこを口にしていません。
以前はたばこのにおい(煙ではありませんよ)は好きでしたが、今では嫌いになりました。
人間、変われば変わるものです。
私が禁煙しようと決めたのは、トレーニングを指導していたある生徒さんの一言でした。
その経緯をテニスジャーナルにこう書きました。
それまで、何度となく禁煙に失敗し(禁煙ガムもだめ、禁煙本ももちろんだめだった)、そのつど適当な言い訳を考え、自分自身をごまかしていた意志の弱い自分が、ある日を境にキッパリとタバコをやめることができたのである。
忘れもしない、6年前(今から10年前)の6月13日である。
娘の誕生日が6月6日(ビヨン・ボルグと同じなんだぞ!すごいでしょ!オーメンのダミアンとも同じだけど)なので、その日を境にやめようと思ったのだが、「自分の記念日にするのだから、自分の誕生日(8月16日)のほうが良い!」などと勝手に考えて、その翌日には気持ちよくたばこを吸っていたのを覚えている(なんて意志が弱い奴だ!)。
しかし、その1週間後、私の意識は変わった。
それは、あるお客さんの何気ない一言だった。
「タバコを吸っている(プロの)トレーナーっているの?」と、何気なく投げかけられた言葉にがんと頭を打たれた。
その時、「多くの人は、トレーナーとは自分自身をきちんとコントロールすることができる人だという認識を持っている。もし、タバコを吸っている私の姿を見たら、誰もトレーニングを指導してほしいだろうとは思わないだろう。」との考えが頭を駆け巡った。
それと同時に、それまでの浅はかな自分の考えを痛感させられた。
このことは鮮明に覚えている。
そして、そのときから一度としてタバコを口にしていない。
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ということです。
何でもないようなことが大きく影響を与えることがあります。
「自分のこころに何か響いたのであれば、その意志のままに動いた方が良い」、ということを「このこと」から学びました。
あれから・・・10年が経ちました。
私だけの、ちょっとした、でも、とても大切な記念日です。
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