2007年05月20日
敗戦をバネにする(884)
この時期からは大切な試合が続くので、悔しい敗戦を経験することも多くなります。
しかし、その敗戦すべてが次の成長のための「バネ」になるわけではありません。
どんな敗戦が「バネ」になるのかというと、それはくやしくてくやしくてたまらない、と心の底から思えるような敗戦です。
自分の力を出し切って、敗戦の後にも爽やかさを感じるような満足できる試合ではありません。
そこが「スポーツのいやらしさ」ですね。
確かに、指導者はそんな試合をしてくれることを望んでいます。
でも、大きな成長やブレークスルーを期待するのであれば、大きなエネルギーを心の奥底にためることが大切です。
そのためには、悔しい思いや苛立ち、怒りなどの感情が必要になります。
昨日の試合で、敗戦後、そのショックから立ち直れず、脱力して地面にうずくまり、30分以上も泣き続けた選手がいます。
悔しくて悔しくてたまらない、そんな感情がはっきりとわかります。
そんな姿を見ると、つらいだろうな、苦しいだろうな、と思いますが、「これで、もっと強くなるかもしれない」とも思います。
そういう経験が「強さ」を引き出すことを知っているからです。
子ども達には強くなってほしい。いつもそう思っています。
そのためには苦しい、辛い経験を乗り越えてこなくてはなりません。
それを「バネ」に強くなってほしい、悔しい敗戦を経験をしたすべての選手に送りたいと思います。
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