2007年05月10日
純粋性(874)
昨日は愛工大名電高校野球部のトレーニング指導の日でした。
本当であれば東海大会出場が決まっていたので、実践的な練習に時間を割くべきところですが、例の騒動のおかげで出場を辞退することになってしまいました。
子ども達はそのことを気にしているだろうと、あまりその話題には触れませんでしたが、直接甲子園に結びつく大会ではないので、気持ちは前向きなようで少し安心しています。
この話題はあちこちで取り上げられているのでことさら話をすることはないかもしれませんが、子ども達の「純粋」にスポーツをしたいという気持ちをないがしろにしている感は否めませんね。
野球部のトレーニングを指導しているので、当事者ということになろうかと思いますが、子ども達が懸命に甲子園を目指してがんばっている気持ちを大切にしてほしいと願うばかりです。
子ども達は本当に「純粋」に甲子園を、そしてプロ野球選手を目指しています。
トレーニングの指導に行った日は、何となくすがすがしい気持ちになって帰ってくることができるのは、その「純粋性」に触れることができるからですね。
私の顔が見えると全員が大きな声で挨拶をします。
トレーニングの話には真剣に耳を傾けます。
怪我をした選手は、その対処法をしつこく聞いてきます。
卒業生でプロになった選手の高校時代の話を興味深く聞いてきます。
もちろん、全員が優れて高い意識を持って、自ら進んでトレーニングを行う選手ばかり、というわけではありませんが、誰もが高い目標を持っているので、明らかに手を抜くような選手はいません。
高校野球には、多かれ少なかれ、こうした「純粋性」を感じるからこそ、多くのファンが集まるのでしょう。
昨年の愛知県大会の決勝戦は、なんと36,000人もの人がナゴヤドームに集まりました。内野席だけでは入りきらないので急遽外野席を開放したほどです。
スポーツに最も大切なもの、それは、この「純粋性」かもしれません。
最近、練習が終ったあとに、すがすがしいような気持ちになることが多くなってきました。
きっと、子ども達の「純粋性」が高まってきたからだと思います。もっともっと伸ばしていきたいですね。
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