2007年05月19日
調整力(883)
インターハイ予選が各地で行われ、そろそろ出場選手も決定していることと思います。
今日の順位戦に出場した詩織と貴大は、残念ながら出場権を得ることができませんでした。
惜しい戦いだっただけに、悔しい思いは強いですが、その悔しい思いを胸にがんばってほしいと思います。
競った試合では、勝敗はどちらに転ぶか分かりません。しかし、ある「力」を持った選手のほうに転がるものです。
その「力」とは、「闘争心」と「調整力」です。
「闘争心」については、今さら言うまでもありませんね。
勝負事の世界ですから、相手よりも勝ちたい気持ちが強くなければなりません。
もし、その「闘争心」が同程度であれば、「調整力」の高い方が勝つ、という話です。
「調整力とは、言い換えれば、試合で自分の力を発揮することができる集中力です。今の自分の状態を冷静に判断し、その中でどうすれば自分の力を発揮し、試合に勝つことができるのかを考える力のことです。」、と以前書きました。
試合では、「今まで通り」はありません。ましてや競った試合では緊張や恐怖が「今まで通り」をまったく別のものに変えてしまいます。
そんな時に、微妙に狂ってしまった感覚を調整し、うまく作戦や戦術を切り替えて戦う術を知っているものは強いです。
また、試合では「流れ」がありますが、「調整力」の高いものは、その「流れ」をうまく自分の方に向けられます。
その「流れ」に乗った時は強さを発揮し、「流れ」に乗れていない時は、うまく相手の「力」を回避します。
言葉で表現すると難しいですが、その「力」が強くなるためには必要です。
悔しい敗戦は選手だけではありません。私もその悔しさを胸にがんばって練習していこうと思います。
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