2007年05月22日
理解できない仕事(886)
ジュニア選手の育成に携わる仕事をしているとなかなか休むことができません。
まあ、子ども達にテニスを教えたり、馬鹿を言ってわいわい騒いでいる時間が好きなので苦にはなりませんが、家族と出かける時間はありませんね。
以前は、下の子の誕生日には毎年ディズニーランドに出かけていましたが、チームが大きくなってくるとそれもだんだんとむつかしくなってきました。
それでも、私の仕事が「何なのか」を子ども達が「理解」できるようになってきたので、休みの日に私がいなくても、学校から帰ってくる時間に仕事に出かけても、夏休みや春休みなるとまったく顔を合わせなくて、どこにも出かけられなくても問題が少なくなりました。
上の子が小学校の低学年の頃は、それを「理解」できなくて困っていたようです。
宿題で出された「家の人の仕事」という題の作文で、「パパの仕事はなあに?」と聞いてきました。
何で分からんのかなと思って、「どうしてそんなこと聞くの?」と聞いてみると、
「ほかの家のお父さんは、朝、ネクタイをして出かけるのに、パパは私が学校に行く時はパジャマでしょ。それに休みなると、みんなはいろいろなところに出かけていくんだけど、パパは休みなると家にいないよね。」と素直に疑問をぶつけてきました。
そうですね。やはりちょっと特殊(?)な仕事なので、小さい子どもに「理解」するのはむつかしいかもしれませんね。
テニスを教えている子どもにも「ねえねえ、コーチって仕事は何?」と聞かれたことがあります。
「おいおい、これが仕事でしょうが!」と突っ込みたくなりましたが、笑えてきて返す言葉がありませんでした。
「テニスコーチ」という仕事が理解できなかったんでしょう。彼女には「遊んでいるみたいだったから」と言われました。
でも、幸せですね。遊んでいるみたいに、楽しそうにできる仕事は少ないと思います。
子どもたちが一生懸命に練習をしている姿をぼおっと見ていると幸せな気分になります。
そんなふうにぼおっと眺めている姿を見ると、これで仕事をしているとは思えないかもしれませんね。
子ども達にはなかなか「理解できない仕事」、でも本当に幸せな仕事だと思います。ありがとう!
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