2007年05月16日
いくつもの顔を持つ(880)
私は、いくつもの「顔」を持っています。
最近は、いろいろと「顔」が多くなりすぎて、「何をやっているのか良く分からない」と言われることがあるので、少し整理しておきましょう。
もちろん、「テニスコーチ」がメインです。「ジュニアテニスネットワーク」の代表を務めています。
直接運営に携わっているクラブは、「森林ロングウッドテニスクラブ」と「若鳩インドアテニスクラブ」です。姉妹提携クラブには「ロングウッド鈴鹿」があります。
選手育成コースである「プレーヤーズコース」のみの運営を行っていて、現在、90名を越す子ども達の指導を行っています。
「ジュニアテニスネットワーク」には、東海大会や全国大会で活躍する選手がたくさん所属しているので、この地域ではもっとも勢いのある「チーム」だと思います。
実は、「ジュニアテニスネットワーク」には「寮」があります。もともとは週末に県外からレッスンに通ってくる子ども達が宿泊して練習できるようにと作りましたが、現在はそういう選手に加えて、「寮」で生活しながらテニスをがんばっている「寮生」がいます。
「寮生」は、全員が「名古屋国際高校」もしくは「名古屋国際中学」の学生です。
私が今年から「名古屋国際高校女子テニス部監督」にも就任した関係で、この学校に入学してきてくれました。
「寮」で生活しながらトップ選手になることを夢見てがんばっています。
私は「寮生」のサポートも行うので、「寮長」という顔をも持っているということです。
他には、「トレーナー」をやっています。
イチロー選手の母校である「愛工大名電高校野球部」が主な指導現場ですが、名古屋高校硬式テニス部でも教えていました。
プロ選手のトレーニングも指導します。
「高岸知代プロ」もときどき来てくれて、トレーニングの指導を受けています。「近藤大生プロ」や「中村藍子プロ」のトレーニング指導をした経験もあります。
オリンピック候補選手のトレーニングも指導しましたが、大変緊張したことを覚えています。
テニスの関係では、「トップジュニア委員会」の委員長もやっています。
この委員会は、大会などを開催し、優秀な成績をおさめた選手に海外遠征を経験させることを主な目的として活動してます。
4年目になりますが、すでに何十人もの子ども達がこの委員会の活動を通して海外遠征を経験し、優れた選手に成長しています。
ひとりではこうした活動はできませんが、多くの素晴らしい仲間に恵まれて、楽しみながら活動を続けています。
また、もともと大学で教員をしていたので、「研究活動」も行っています。だから、会社名は「トレーニング科学研究所」です。
「日本テニス学会」の運営委員代表や事務局長もやりました。
その関係でウィルソンやヨネックスのシューズ開発に携わり、ヨネックスのパワークッションのコマーシャルビデオに出演していたりします。
この商品が、たまたまフジテレビ系列で放送されている通販番組「通販DJ」という番組で取り上げられたので、その「コメンテーター」として出演しました。
その番組では、他にも「EMS運動器」やK-1プロデュースの「サウナスーツ」の解説も行っています。
多分、今もいくつかの商品は放送されいると思います。
多くの方から「夜中までがんばってるねえ」と声を掛けられるので(実は私はまだ放送されているのを見たことがありません)、きっとそうだと思います(でも、録画で放送されているので、夜中に働いているわけではありません)。
このような研究活動の一環として、「テニスジャーナル」の連載が始まりました。
過去に50編以上もの文章を掲載し、現在連載している「強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則」は好評を博し、単行本発刊の話しも出ています。
もともと「書く」ことが嫌いな私でも、こうした活動を続けているうちに、何となく文章表現がうまくなってきたように思います。何ごとも訓練ですね。
「トレーニング科学研究所」では、他にも企業の健康体力作り教室の運営や文化センターなどへのインストラクターの派遣もしています。
このようにいろいろな「顔」を持っていることで特定の分野の人だけではなく、様々な職種の方との出会いがあり、大いなる刺激を受けました。
もちろん、「テニス」というスポーツをいろいろな角度から眺め、より良い環境を作る上で、このような経験は大変役に立ちます。
こうなることを意図して活動してきたわけではありませんが、自分でできる範囲の中で積極的にいろいろなことに関係してきたことで、今はとても良好な状態にあると思います。
これは本当にラッキーなことです。なかなかこういうネットーワークを築こうと思ってもできるものではないので、このラッキーに感謝して、今自分にできることを精一杯やっていこうと思います。
これからどんな「顔」が増えていくでしょうか。
とりあえず来年には大学でトレーニングやスポーツ科学の専門講義を担当します。
再び教壇に立つとは思いもしませんでしたが、この「顔」を持つことで、どんな出会いがあるのかとても楽しみです。
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