2009年04月15日
構えを科学する-4- (1597)
テニスの科学(52)
-ふんばって構えても良いことなどない-
では、足は地面につけたままで構えることは良い「構え」であることについて考察しておきましょう。
いくら安定した「構え」が良いといっても、いわゆるふんばって構えてもよいのかという疑問が残ります。
もし、そうであるならば、相撲のようにしこ踏みの状態で「構え」ることが良いことになります。
これでは俊敏な動きができないことは容易に想像できます。
では、テニスの「構え」に必要な安定した「構え」とはどのようなものでしょう。
それは、ひとことでいえば、もっとも不安定な安定状態とも言うべきもので、ちょっとしたことで安定が崩れてしまう限界点での安定状態で「構え」るということです。
具体的には、足の長さを100%として、かかとの位置から60%の位置に重心位置がくるように前傾した状態がその限界点であるといわれています。
要するに、ちょっとしたことで身体が動きだせるように前傾を保って「構え」ることが良い、ということですね。
かかと寄りに重心位置を持ってきて安定した姿勢で構えてはいけないということになります。
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