2009年04月23日
観るのが仕事(1605)
コーチング論(4)
多くの試合を見て、問題点や課題を見つけ出し、的確に選手の能力を伸ばしていくというのがコーチの仕事です。
そのために「観る」のがもっとも大切な仕事になります。
それと、選手とコミュニケーションをうまくはかるためにも「観る」ことは大変重要です。
選手の態度や振る舞い、行動から心理の状態を推し量ることができます。
ストレスを感じているのかどうか、モチベーションのレベルはどうかなど、よく観察することで得られる知見は、コミュニケーションの構築に大変役立つということです。
そのためには、コーチにはそうした行動などから心理を洞察できる能力が必要になります。
もちろん、多くの知識が必要です。
感情と行動の関係などについて詳しく知っておく必要があります。
でも、もっとも大切なことは、「相手のことを知りたい」という「好奇心」や「思い」です。
コーチングでは、画一的な理論で対応できることは多くはありません。
知識に裏付けされた経験によって、多くの対応するすべを知ることになります。
それでも、うまく対応できないことは多々あります。
それを何度繰り返しても、「好奇心」や「思い」が崩れないこと、それが優れたコーチに資質だと思います。
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