2009年04月06日
強くなるために必要な力(1588)
テニスで強くなるために必要な力はたくさんあります。
その中でも、やはり、「強くなる」ためには「闘争心」と「思考力」がもっとも大切だと考えます。
「闘争心」は相手と闘う気持ちのことですが、闘うために「何をするのか」を理解し、行動することを訓練しなければなりません。
闘いはコートの中だけではありません。
日常の生活の中で闘うための準備ができているものだけが強くなります。
そのような「気構え」や「心がけ」などを含めて「闘争心」といいます。
それを訓練してほしいと思います。
「思考力」とは、
自分の力を最大限に発揮するために「ものの考え方」を少し変える力です。
今よりも強くなるためには「何か」を少し変えなくてはなりません。
変えるのは勇気のいることですが、何の変化を求めない者は強くはなれないのです。
まずは今の現状を認識することからはじめましょう。
何が問題で、どのようなことが障害となっているのかをきちんと把握することが先決です。
それができれば、自分の考えや今までのコーチのアドバイスなどを参考にしながら「試行錯誤」します。
「試行錯誤」とは、
「新しい物事を、いろいろ試して失敗し つつ完成に近づけてゆくこと」と定義されています。
スポーツでは「完成」を見ることは難しいですが、近づけていく努力が強くなるためには何よりも必要です。
そして、失敗を恐れない「ものの考え方」をしっかりと根付かせることです。
多くの選手は「失敗」を恐れます。
しかし、「失敗」は次に変わるチャンスを与えてくれるものだという認識があれば、思い切ってトライできます。
日本のジュニアの試合では、この思い切ったプレーというものができにくくなっています。
それは「失敗」を恐れるからです。
試合で負けることを「失敗」だと強く思いこんでしまうことが一番の問題です。
そうしたことを繰り返してくると、「試行錯誤」ができません。
そんな「ものの考え方」を少し変えることを訓練しなければなりません。
それが「思考力」です。
「変わる」ということは「チャンス」を広げることだということを強く思うようにしてほしいと思います。
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「変わる」ということは「チャンス」を広げること。その通りですね。
Nothing venture nothing gain !
冒険は少し遠い未来の成長のためには必要なものなのでしょうね。
「変わる」ということは、「不安」も大きいですが、それを超えたところにある「何か」を掴もうとする意志がなければ何も得られないということですね。
私はそのことを子どもたちからいつも教えられています。
子どもたちには大きな冒険をしてほしいと思います。