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Memory Board そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

大島コーチ
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「行動」を変えて、「こころ」を変える(1425)



強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -172-

私たちの「姿勢」や「行動」は「こころの状態」、「感情」を反映している。

このことは「こころの状態」が変わることで「姿勢」や「行動」が変化することをあらわしている。

ということは、逆に「行動」や「姿勢」を変えることで「こころの状態」が変化するということだ。

ここで、ひとつ実験をしてみよう。

はじめに頭の中に悲しいことを思い浮かべてほしい。

きっと頭を垂れて、視線はうつむき加減で、背中は丸くなってなんとなく哀愁(?)が漂っているだろう。

次に、わくわくするような楽しいことを思い浮かべてみよう。

明日、好きな人とデートに出かける、ディズニーランドでミッキーと遊ぶなんてのが良いかもしれない。

表情には笑みが浮かび、視線は前を向き、ぴんと姿勢良く立っているはずだ。

このように、こころの有り様によって「行動」や「姿勢」、「表情」は変化する。

このことは別に学校で習うわけでも、家庭でのしつけの一環として習得されるものでもない。

全世界の人類が、「感情」によって「姿勢」や「表情」は同じようにコントロールされるのだ。

では、うれしいとき、楽しいときの「姿勢」や「表情」を変えないで、悲しいことを思い浮かべてみてほしい。

反対に、悲しいときの「姿勢」や「表情」で楽しいことを思い浮かべても構わない。

どうだろうか、これはかなり難しい。

もし簡単にできるのなら、あなたは詐欺師か役者の素質が十分にあるかもしれない。

このように、「こころの状態」と「身体」は密接に結びついているので、その人の「姿勢」や「行動」を見ると「こころの状態」を探ることができる。

スポーツの場面では、「感情」を乱されたり、悲しい思いや、くやしい思いをすることは頻繁にある。

その時、身体的にはどのような変化が現れるだろうか。

筋肉が硬直したり、逆に力が入らなかったり、「姿勢」が崩れていることも多い。

歩き方も弱々しくなっているかもしれない。

これでは自分の能力を最大限に発揮して戦うことは困難だ。

しかし、自分の「こころ」や「感情」が乱されたときに、「姿勢」や「行動」を崩さずに闘い続けることができたらどうだろうか。

おそらく、「こころ」の乱れは小さく、「集中力」を欠くことも少なくなる。

楽しいときの「姿勢」や「表情」を変えないで、悲しいことを思い浮かべることが難しいように、正しい行動をとることは、プレーのマイナスになる「こころの状態」を作り出しにくくする。

ただし、このような行動を実際の試合場面で行うことは、口で言うほど簡単ではない。

何度も繰り返しトレーニングを行うことが大切である。


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ジャーナル | 投稿者 大島コーチ 23:09 | コメント(0)| トラックバック(0)
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