2008年04月27日
ヒトは走るのに向いている(1196)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -107-
人は走ることに向いていると言われる。
Tarzan(マガジンハウス刊、2005年10月26日号、No.252)には、
「ヒトは速度こそ遅いが、30分くらいは誰でも走れる。きちんとトレーニングを積めば100kmでも24時間でも、ほとんど休まずに走れる優秀な長距離ランナー。こんな動物はどこを探しても他にはいない。ヒトのランニングには、速く走っても遅く走っても、燃費というか、運動効率がほぼ一定だという際立った特徴がある。他の動物たちには、それぞれにもっとも運動効率の良いベストな走行速度がある。だが、ヒトはギアが1速でも5速でも、運動効率は変わらない。のんびりペースでも燃費が落ちない点からも、長く走るのに向いていると言えそうである。」
と書いてある。これは驚きだ!
動物のほうが走るのに適していると考えるのが普通であるが、なんと「人間のほうが走るのに向いている」というのである。
この能力を活かさないのはもったいない。
では、どうすれば効果的な「ランニング」トレーニングを行うことができるのか、それを具体的に知らなければならない。
「ランニング」を始める前に、プレトレーニングとして体幹のトレーニングを行ってもらいたい。
なぜなら、体幹部の筋力がある程度のレベルにないと、走っているときに胴体を支えることができずに不安定なフォームになり、走ることであちこち痛んだりするからだ。
普通の腹筋や背筋トレーニングが1回もできない人は、まずはここからトライしてほしい。
金哲彦氏は(「カラダ革命ランニング」、講談社)、
「市民ランナーのフォームが悪い一番の原因は何でしょうか。一言で言うと、それは体幹の筋肉を使っていないせいです。体幹とは体の中心、すなわち背中、腹部、臀部の筋肉です。ふくらはぎの下の足の筋肉だけを使って走っていると、途中で苦しくなり、ケガの原因にもなってきます。体幹が自然に使えるようになると、走りがスムーズになって、確実に楽に走れるようになるでしょう。」
と体幹の筋肉を使った走りを習得するように薦めている。
はっきりと「足で走るな、背中で走れ!」とも言っている。
これはあらゆるトレーニングに共通することであり、体幹の筋肉を上手く使うことでランニングの効果はあがる。
また、「ランニング」前には十分に股関節をストレッチし、効果的なエクササイズを行う方がいいだろう。。
「ランニング」の効果を高めるエクササイズについては、原田康弘氏(「「新・走る革命」突然、足が速くなるVol.2」、MCプレス刊)が詳しく解説しているので一度目を通しておくと良い。
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