2008年04月02日
棚から下ろす(1171)
よく自分のことを「棚に上げて」人のことを批判する人がいます。
その批判はあながち間違っていない、と思うことも多いですが、そう批判する行動をその人自身がうまくとれていない時は、「共感」は生まれず、何となく「滑稽」に感じるものです。
最近の子どもたちは「コミュニケーションの力」が足りないと感じています。
何でも携帯やメールで、ということが問題のひとつだということはそれなりに納得できますが、「他人の行動から学ぶ姿勢」というものが弱いからではないのかなと思っています。
自分にとって良くないと思う行動をみると、ちょっとイラッとして、その感情が表情に出たりします。
その感情を浄化するために批判めいたことを言ってみたり、友達にメールで報告したりしますね。
これはこれで、メンタル的には問題の少ない行動ですが、大切なのは、「はて、そう言ってはいるけれど、自分はどうなんだろう?」と振り返ってみることです。
もし、自分がそういう行動をとってしまうことが多いのであれば、意識して改善するように努めたほうが良いと思います。
「自分を棚に上げて批判する」よりも「棚から下ろしてよく考えてみる」ことは大切な習慣です。
私自身ができているかどうかはなかなか評価しにくいですが、人の行動を批判するときは、とりあえず自分の行動を省みるということをやろうとはしています。
自己中心的なふるまいをする人は、間違いなくそういう「ものの考え方」が身についていない人だと思いますが、そういう人は「それに気付かない」のがやっかいですね。
棚に上げてばかりいると、そのうち棚がいっぱいになって落ちてくるかもしれませんね。
そうならないように時々「棚から下ろす」ことが大切です。
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