2008年04月28日
筋肉を意識しろ(1197)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -108-
「ランニング」は単純といえば単純なトレーニングなだけに、身体を上手くコントロールしないとそのトレーニング効果は出にくい。
体幹や股関節を鍛えても、それをうまく使うことができなければ効果は半減するだろう。
むしろ害になるかもしれない。
そうしたことを防ぐには、「意識」を持つことである。
深代千之氏(「「新・走る革命」突然、足が速くなるVol.2」、MCプレス刊)は、
「普段の走りのトレーニング・練習でも、どこに意識をおくかで、筋の発達、体形は変わってきます。ただ走るトレーニングをするのではなく身体のある特定の筋を意識しながら走ることで、体形を変えられるということです。本気で意識を変えていけば、3ヶ月でカラダの変化に気づくようになるはずです。」
と言っている。
この「本気」でというのが大切であることは間違いないが、「意識」にはそれだけの力があることは覚えておかなければならない。
そして、それはメンタルトレーニングにもつなかながっていく。
ではどこを意識するのか。どの筋肉を意識するのかというと、それはずばり!腸腰筋である。
腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋を合わせたインナーマッスルのことで、太ももを引き上げたり、お尻の筋肉を引き上げたり、骨盤の位置を保つために働く。
つまり、走ったり、歩いたりするために最も大切な筋肉である。
ただ、インナーマッスルというくらいなので、表面から確認することはできない。
そんなものどうやって意識するんだ!と言われそうであるが、集中して意識すれば、間違いなく筋肉を意識することができる。
さあトレーニングをするぞ!と意気込んでみても、それまでにトレーニングの経験がなければ、いきなり「ランニング」を始めても挫折する確率のほうが高い。
はじめは無理をせず徐々にトレーニングの量を多くするというのはトレーニング処方の定石である。
はじめのトレーニングとしてはウォーキングが適している。
ウォーキングは「ランニング」とは親子兄弟のような関係であり、正しいフォームや筋の感覚を確かめるにはもっとも良い方法である。
これがきちんとできれば、「ランニング」の効率は驚くほどあがる。
負荷は大きくないが、ウォーキングを行っているときに、姿勢や筋肉を意識しながら「ランニング」に適したフォームを作っていくことは決して回り道にならないはずだ。
ウォーキングを始めるときには、京都大学の小田先生の「常足(なみあし)感覚を手に入れるための歩行」は良いトレーニングになるだろ(ATHRA03、2002 Vol.011)。
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