2008年03月29日
夢を買う(1167)
東海毎日ジュニアも2日目を迎え、全カテゴリーのダブルスが行われました。
14歳以下男子ダブルスで和典が優勝、慶太郎が準優勝、14歳以下女子ダブルスでゆり子と更紗が準優勝、南奈がベスト4、12歳以下男子ダブルスで開が準優勝、と素晴らしい成績を残してくれました。
今日は、18歳以下と16歳以下のシングルスと14歳以下のシングルス準決勝、決勝、12歳以下の3位決定戦が行われます。
出場する、貴大、航、和潤、綾、晃子、彩莉、咲季、和典、大貴には精一杯の頑張りを期待したいですね。
大会では多くのコーチを話をする機会があり、情報交換をしたり、近況を聞いたりするのはとても大切な有意義な時間です。
会場でいろいろなクラブのコーチと話をしていて、「寮の生活はどうですか?」と聞かれることが多くなってきました。
実は、寮というか、宿泊施設の必要性はみんな感じています。
それは、できるだけ多くの時間を子どもたちに提供したいという思いからではないでしょうか。
練習の時間、生活の時間、それらすべてをテニスにかけることができる環境を作るためにはそれ以外の方法があまりないからですね。
でも、実際に作るとなるとたくさんの問題があります。
一番大きな問題は「お金」の問題ですね。
とても大きな買い物になります。
アパートを借りるという手もありますが、子どもたちが生活するためには近隣との関係にできるだけ気を使わなくても良い方が望ましいはずです。
そうなると、家を買うか建てるかという選択しかありません。
私は家を買いましたが、もちろん、躊躇する気持ちはありました。
何日も考えましたが、「これ以外にはない!」という強い気持ちを持って決断しました。
そして、こう言い聞かせました。
買い物は、「夢」を買うことでもあります。
どんな小さな買い物でも、そこにはうれしい気持ちや夢がかなったような喜びがあります。
そう、私はとても大きな「夢を買った」ということです。
借金を負うことにためらう気持ちはわかりますが、その分だけ「夢」にかける気持ちも大きくなります。
私は20年のローンを組んで家を購入しましたが、20年分もの「夢を買うことができた」という満足感の方が大きいですね。
20年後、借金を払い終わったときには、この寮はどんなふうになっているのかと、思いを馳せるとわくわくしてきます。
どんな子どもたちが生活しているのか、どんな子がここを巣立っていったのか、たくさんの歴史が刻まれているはずです。
そんな「夢」をみるために、私は寮を作りました。
それは、どんな大きな問題もクリアにしてしまうとても大きな力を持っています。
「寮の生活はどうですか?」
「夢のある素敵な生活ですよ。」
そう・・・答えます。
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