2008年02月22日
実を結ぶ(1130)
錦織圭選手がテニス選手として大きな花を咲かせました。
日本テニス界のニューヒーローとしてマスコミにも大きく取り上げられ、これがきっかけとなってテニス界が今まで以上に活性化されればいいですね。
今まで指導をしてきたり、かかわってきた選手が花を咲かせるのは大変気持ちの良いものです。
中村藍子選手が世界で活躍する選手に成長したり、近藤大生選手がけがを乗り越えて全日本選手権ダブルスで優勝するというを見るとき心は躍ります。
しかし、「花を咲かすより、実を結ぶほうがいい」という考え方が好きです。
確かに大きく咲いた花は素晴らしく奇麗で、見る人に感動を与えます。
しかし、花を育てる人の仕事はそこで終わりではありません。
花が枯れてもなお次につながっていくように、ちゃんとした実をつけることができるように丹精を込めなければなりません。
そこで丹精をこめて仕事をすれば、たとえその花がきれいな花を咲かせることができなかったとしても、その仕事が次の世代の大きな仕事につながっていきます。
そのための仕事は地味な仕事になりますが、その花の命をもっとも大きく輝かせる仕事になります。
私はいつも言っているように、子どもたちがテニスを通して幸せな人生を歩んでほしいと願っています。
選手を一線から退いた後でも、テニスを好きで続けてくれるような気持ちになってもらうようにフォローすることが大切だと思っています。
そのためには私がテニスですごく幸せな人生を歩んでいる、ということをちゃんと伝えていかなくてはならないですね。
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女の子なのでどこかに「華」があってほしいという願いもありました。
そんな思いを持ってつけた二人の娘の名前は○○花、と○○花です。(○はひらがな)
大島コーチの
>>「花を咲かすより、実を結ぶほうがいい」
という言葉にも大変感銘を受けました。
先日コメントいただきましたとおり、一生懸命親がテニスをさせてもなかなか好きになってもらえず、歯がゆい思いをしておりましたが、無理やり親が自分の思い通りの花を早く咲かせようとしていると反省しました。
もちろん、そのためにできる限りのことをしますが、求めるような結果が得られない時にはその次にどうすれば良いのかということを真剣に向き合って考えていかなくてはなりません。
それは子どもたちの人生を考えることに他なりません。
それは親の仕事でもありますね。
子どもたちの人生をいつも真剣に考える指導者であり、親でありたいと思います。