2008年02月20日
テストが嫌い(1128)
寮生が通う名古屋国際中高もテストが始まりました。
先週末まで試合が延期なって少し勉強する時間が少なくなったので、「もう無理!」とか「絶対やばい!」などとほざいて(失礼!)います。
まあ、勉強する時間があっても勉強するかどうかは微妙(?)な気もするので、問題はあまりないように思います。
寮生のみんなは「テストが嫌い」らしいですが、私は基本的に「テストが好き」です。
今も何かしらのテストがあると好んで受けたりします。
学生の頃は、テスト期間になると部活動は休みになるし、テストの日は早く帰ってこれるし、テスト勉強と称して深夜まで好きなラジオ番組が聞けるし、良いこと尽くめです。
特に、その頃流行っていた「オールナイトニッポン」という深夜のラジオ番組は、日頃なかなか聞く機会がないのでわくわくしながら聞いていました。
また、テニスが強くなってきて、練習時間も増えてくると当然勉強する時間は減り、授業中は夢の中ということが多かったですが、不思議と成績は上がってきました。
この頃から何となく勉強の「コツ」のようなものが身についてきたかなと思います。
まあ、それほど優秀な学生でなかったので大きなことは言えませんが、短い期間に集中して覚えることは得意になったように思います。
それと、テストというものは「自分の力を測るもの」であると考えるようになって、その結果に捉われることがなくなったのもこの頃だと思います。
だから、テストが近づいてくると、何となくわくわくするような気持ちになってくるんですね。
テストは、スポーツでいえば試合ですから、そういう気持で臨むほうが結果も良いような気がしますが、寮生を見ていると余裕はありませんね。
昨日は徹夜(・・・でがんばるはず)のテスト勉強につき合って一緒に勉強しましたが、その効率の悪さはちょっといただけないですね。
例えば、英語の単語を覚えるのに、きれいにノートや教科書に書いてあることを別のノートに書き写します。
「なんで、そんなことするの?」と聞くと、「書かないと覚えられない!」と言います。
でも、もうすでに書いてあるのですから、それをじっと見て、何度も繰り返し記憶するほうが効率が良いと思います。
私は基本的に書いて覚えることはしません。
そこに書かれている内容を、実際のイメージに結び付けるように記憶していきます。
横から見ると、小刻みに身体を動かしながらじっとノートを見ているのでちょっと気味が悪いかもしれませんね。
でも、実際のイメージに結び付けて覚えるほうが記憶力は上がることが証明されていますし、(書いて覚えるよりも)効率はかなり高いと思います。
私は彼らが覚えら切れない英単語をすべて暗記できました。
また、昔は不得意だった化学も教科書を読み返しながら再度学習すると、面白いと感じるようになってくるものですね。
寮生に代わってテストを受けてみたくなりました。
間違いなく彼らよりも良い点数がとれる自信はあります。
まあ、テストの結果によって順位が付けられたり、親のお叱りがあったりするのでそれなりの緊張感があって「嫌なもの」かもしれませんね。
でも、スポーツでも試合前はそうしたプレッシャーを受けるでしょ?
それに耐えて、一生懸命に練習することが素晴らしいことなんです。
そして、自分が一生懸命にやった結果は、どんな結果であれ受け入れて、反省し、次のステップにつなげようとする「心構え」が何よりも大切です。
テストは「嫌で避けて通るもの」ではなく、そんな「考え方」を持つことができるようになるとても「良い機会」だと考えてください。
そうした「ものの考え方」ができればきっと結果もついてきますよ。
さあ、今日も徹夜(のつもり)の勉強に付き合いますか。
一番頑張って勉強しているのは私かもしれませんね。
がんばれ!寮生、がんばれ!テスト勉強している子どもたち!
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