2008年02月26日
強くなる条件(1134)
私は今までに多くのトップ選手とかかわってきました。
直接トレーニングを指導したり、遠征に帯同したり、もちろん技術的な指導をした選手もたくさんいます。
そうした選手とのかかわりの中で、「強くなる選手」に共通する「資質」というか、「ものの考え方」があるように感じてます。
そうした選手に比べると、指導しているジュニア選手には「何か」足りないものがあるように思うのです。
それを書いていこうと思います。
まずは、「根本的な問題」について考えてみましょう。
強くなる選手は、「自分の課題が明確」です。
課題が明確になっていないと、練習の意味があいまいになり、集中力も途切れがちになります。
しかし、多くのジュニア選手は「課題を忘れ」ます。
「君の課題は何?」と質問をしても、その答えは「あいまい」です。
そして、課題を強く意識できている選手は、練習で「何かを変えよう」とします。
それが「はっきり」と伝わってきます。
「やっているつもり」ではありません。
明確に「やって」います。
この「違い」は大きいですね。
そして、マッチ練習や試合になった時に、それを「チャレンジ」します。
そうでない選手は、ちょっとうまくいかないと「元に戻り」ます。
「前のテニス」が良いと強く思ってしまって、なかなか「自分のテニス」を変えられないんですね。
強くなる選手は違います。
試合で変わります。
試合ちょっとうまくいかないことがあっても、「チャレンジ」をやめません。
そうした強い気持ちで試合をしているうちに「何か」を見つけます。
「それ」が自分が変わる、強くなるきっかけになります。
「元に戻って」いてはいつまでも変わらないし、強くはならないですね。
その「意志」がはっきりと違います。
単なる「メンタリティ」とは違います。
そこが「ものの考え方」の違いです。
それを身につけない限り強くなることは叶いません。
それを忘れないでほしいと思います。
それと、もう一つ大切なことは、強くなる選手は「練習のボールと試合のボールが同じ」だということです。
練習で打っているボールと同じか、それ以上のボールを試合で打つことができます。
ビビって「元に戻る」選手とはまるで違いますね。
負けたくないと緊張して、ビビってしまう気持ちは理解できますが、それを振り切る「勇気」が必要です。
強くなる選手は、間違いなくその「勇気」を持っています。
その「勇気」を試合で発揮することが強くなる選手の最も大切な「条件」です。
それを「忘れない」で、強くなってほしいですね。
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