2007年06月23日
プライドを持つ(919)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -15-
私がそのような過酷な状況に耐えることができたもっとも大きな理由は、テニスをやっているという<プライド>である。
「俺は、テニスを、こんなに苦しくてもがんばっている。」
「お前たちとは違うんだ!」
「俺は青春をテニスというスポーツにかけている。」
・
・
・
という<思い>が自分を支えていた。
スポーツに打ち込んでいる人間は、何もしていない人間よりも価値があると強く信じていたのだ(今も少なからずそう思っている)。
強い絆で結ばれる仲間でも、「あいつが辞めないのに、俺が辞めてなるものか。」という意地のぶつかり合いがある。
これが人間を行動に駆り立てる。
そこには毎日繰り返される過酷な状況に対する絶望はない。
V・E・フランクル(「夜と霧」みすず書房)は、第二次大戦下のドイツ軍強制収容所における人間の心理を克明に記している。
その中には、「どのような過酷な状況でも人間としての尊厳を失わず、自分に与えられた仕事を誇りを持ってやり遂げようとする人がいた」と書かれている。
生き残った多くの人は、このような尊厳を持ち続けることができた人なのだ。
もちろん、そのような人でも惨殺された人は何万もいるだろうが、少なくとも、絶望に打ちひしがれ、生きる気力を失ってしまった人にはそのチャンスは少なかったと思われる。
また、その本の中で、「苦しむことはなにかをなしとげること」という言葉が大変印象に残っている。
なにかを本気になって成し遂げようとすれば、苦しみは避けては通れない。
その苦しみの中でもプライドを失わず、それにかける思いを持ち続けることで強くなれることを教えてくれているように思う。
<本当の苦しさ>を味わったとき、この言葉の<本当の意味>が見えてくるのかもしれない。
実は、私はテニスがそれほど好きではない。
練習もあまり好きではなかった。
テニスをしなければフラストレーションがたまるというようなことはない。
もちろん嫌いではないが、私にとってテニスは自己実現のための手段である。
つまり、テニスをやっている自分や、テニスを教えている自分が好きなのであり、それをより高みにもっていきたいからプライドを高く持って努力する。
そうなると、すべての人間がライバルである。
スポーツの枠を超えて、あらゆる成功者に負けたくない気持ちでいる。
成功者の活躍には賛辞を送りながら、それを超える自分になるにはどうしたら良いのかをいつも考えている。
絶望している暇など無いのだ。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!
私がそのような過酷な状況に耐えることができたもっとも大きな理由は、テニスをやっているという<プライド>である。
「俺は、テニスを、こんなに苦しくてもがんばっている。」
「お前たちとは違うんだ!」
「俺は青春をテニスというスポーツにかけている。」
・
・
・
という<思い>が自分を支えていた。
スポーツに打ち込んでいる人間は、何もしていない人間よりも価値があると強く信じていたのだ(今も少なからずそう思っている)。
強い絆で結ばれる仲間でも、「あいつが辞めないのに、俺が辞めてなるものか。」という意地のぶつかり合いがある。
これが人間を行動に駆り立てる。
そこには毎日繰り返される過酷な状況に対する絶望はない。
V・E・フランクル(「夜と霧」みすず書房)は、第二次大戦下のドイツ軍強制収容所における人間の心理を克明に記している。
その中には、「どのような過酷な状況でも人間としての尊厳を失わず、自分に与えられた仕事を誇りを持ってやり遂げようとする人がいた」と書かれている。
生き残った多くの人は、このような尊厳を持ち続けることができた人なのだ。
もちろん、そのような人でも惨殺された人は何万もいるだろうが、少なくとも、絶望に打ちひしがれ、生きる気力を失ってしまった人にはそのチャンスは少なかったと思われる。
また、その本の中で、「苦しむことはなにかをなしとげること」という言葉が大変印象に残っている。
なにかを本気になって成し遂げようとすれば、苦しみは避けては通れない。
その苦しみの中でもプライドを失わず、それにかける思いを持ち続けることで強くなれることを教えてくれているように思う。
<本当の苦しさ>を味わったとき、この言葉の<本当の意味>が見えてくるのかもしれない。
実は、私はテニスがそれほど好きではない。
練習もあまり好きではなかった。
テニスをしなければフラストレーションがたまるというようなことはない。
もちろん嫌いではないが、私にとってテニスは自己実現のための手段である。
つまり、テニスをやっている自分や、テニスを教えている自分が好きなのであり、それをより高みにもっていきたいからプライドを高く持って努力する。
そうなると、すべての人間がライバルである。
スポーツの枠を超えて、あらゆる成功者に負けたくない気持ちでいる。
成功者の活躍には賛辞を送りながら、それを超える自分になるにはどうしたら良いのかをいつも考えている。
絶望している暇など無いのだ。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!
【 人間としての尊厳を失わず 】 私も他に シンドラのリストの原作を 本で読みましたが ・・・
私は たまたま仕事だったのですが 阪神淡路大震災を 伊丹で経験しております。
1~2日何も食わず 辺りも一変している中で どのコンビニもスーパーも略奪など ひとつも起きない!
日本人は本当に律儀と言うか あとで感心させられました。 家に押し潰された人を人力で助け出す事や
普段では クタクタになってしまう事が 妙に力が出続ける! 不思議な力です。
テニスにおいて 私が拓磨に強く指導してきたのは マナーの確立です。 どんなに怪しくてもジャッジ
だけは クレームをつけるなと ・・・ 自らは ルールをマスターし 本来すべき戦いをコートですべきだ
そう言い続けてきました。 この事は 他の社会の出来事でも 大いに役立つと考えています。
嵒瀬 明洋
スポーツの世界ですから、才能で決まってしまうことは多いものですね。
でも、私たち指導者はやはり「人間力」のある選手を育成する指針を失ってはならないと思います。
そのためには自分自身を磨かなければなりませんね。がんばります。
カナダを満喫して人間力も上がったのではないでしょうか。
小浦さんの話は納得できることは多いですが、ちょっと話が長いのが・・・。
でも、いつも感心して聞いています。
多分、これからどんどん世界に羽ばたいていくことでしょう・・・・・・。