2008年04月23日
人間としての強さ(1192)
私には何人か好きなアスリートやコーチ、指導者がいます。
そのうちのひとりであるロッテのボビー・バレンタイン監督がある番組でインタビューを受けていたので興味深く見ていました。
彼の持っている雰囲気や選手に対する振る舞いなどがとても好きです。
単に明るいとか、やさしそうだとかいうのではなく、強い信念に支えられていることが嫌味なく感じられる「人間としての強さ」を持っているからだと思います。
私の周りにもこのような雰囲気を持った指導者がいます。
彼らと話をしていると何となく気分が良くなってくるものです。
その時、私は、素直に「まいったな」とただただ感服し、そしてその「才能」を羨望しながら、こういう「人間性」を身に付けるように努力しなければならないと思ったりします。
その番組の中でボビー・バレンタイン監督は、
「コミュニケーションを取るために大切なことは見ることです。口で伝えることはそれほど重要ではありません。選手が私の伝えたいことを実行できているか、しようとしているかを見ることが何よりも大切です。これを英語では、『Inspecting what we expect.』 と言います。」
と言っていました。
「見(観)ること」の重要性は多くの指導者は知っています。
たくさんの練習や試合を見て、振る舞いを見て、言動を見て、やっと少しその選手のことがわかります。
でも、それをさらりと言ってのけることができて、それを多くの人が納得するにはやはり指導者の「人間性」によるところが大きいですね。
指導者としての資質は、指導の知識や、単なる経験だけではなく、「人間としての強さ」をどれだけ持てるかです。
練習やトレーニングの成果が現れるかどうかは、選手が一生懸命に取り組むかどうかにかかっています。
その「一生懸命さ」を引き出すには、指導者との信頼関係がとても大切です。
その信頼関係は、指導者の「人間としての強さ」によることをいつも肝に銘じておこうと思います。
まだまだ思い知らされることが多くて、自分の才能のなさに嫌になってしまいますが、近づく努力だけは続けていこうと思います。
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