2008年04月04日
下手になる?(1173)
たくさん練習していても、「自分が下手になったなあ」と感じることはあります。
この間もクラブで子どもたちの声に耳を傾けていると、
「私、下手になった」
「前よりうまく打てんようになった」
というような声が聞こえてきました。
教えてもらっているコーチの前で「下手になった」はないだろう、と思いましたが、そう感じることやそういう時期があることは知っているので、「まあ、それも仕方ないかな」と思います。
そう感じるのには、大きく分けて2つの理由があります。
ひとつは、新しい技術の習得にチャレンジしていて「今まで通りに打てない」ということです。
このことは、うまくなるためには避けては通れないので、ここはぐっと我慢をして通り抜けてほしいですね。
そういう時期はフラストレーションも溜まることがありますが、その技術が身につけば強くなるという目標がはっきりしているので、うまく打てなくても前向きな言動や行動が見られます。
元気に励ましてあげたいですね。
もうひとつの理由はちょっと厄介です。
それは「過去と比較する」というクセのようなものです。
「今まで負けたことない子に負けた。」
「前は楽勝だったのにめっちゃ苦戦した。」
「東海大会でベスト8だったのに予選で負けた。」
これらはすべて「過去との比較」で、自分を「評価」しています。
そういう「評価」がすべてだと思い込むと、自分の力量を正しく「評価」できなくなります。
「過去」にとらわれていると、すべてのことがつまらなくなってきます。
他の子もみんな必死に練習しています。
成長期なので、体も大きく、強くなってきます。
その「当たり前のこと」に気づき、自分のすべきことにきちんと目を向けたほうがいいですね。
きっと、またテニスが楽しくなってきます。
夢も大きく広がりますよ。
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