2011年09月07日
コート外の時間(2269)
ドイツ在住の濱浦コーチが、
「ニューヘブンからの試合を通じて、1ポイント、1ゲーム、1試合で大きく選手の調子が変わってしまう恐ろしさを感じています。
コート上の時間だけでは無い、大会期間中の全てにおいてある種の緊張感と繊細さが必要とされています。」
と書いています。
真意は深くは分かりませんが、コート上の時間だけではない時間に対する配慮、これは選手の資質を高めるためには大変大切な時間だと思います。
今年の3月まで、寮の運営をしていた時に感じたのも、このコート外の時間の管理です。
子どもたちと生活をともにするので、その時の意識が垣間見えて、それがテニスに大いに関係していると感じます。
遠征に出るのも同じです。
テニスコートでの練習だけでは見えてこないものを見る、とても大切な時間になります。
ややもすると、遠征が遠足気分になってしまうこともあります。
休みを利用したバカンスのように振る舞う時もあります。
それでは「意識」は高まってきません。
すべての時間を、テニスが強くなるために、自分の資質を高めるための「訓練の場」とすることが大切だと思います。
そのために、コーチは、「緊張感」の維持に努めます。
状況を「繊細に」を見て判断します。
そうやって、「訓練の場」となるように最善の努力をします。
だから、正直、楽しめることは少ないです。
一番楽しいのは、選手が、最高のプレーをしてくれた時です。
今回の遠征では、「それ」が見られるように、私自身も「緊張感」を持って臨もうと思います。
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