2009年04月25日
ストレスとうまく付き合う(1607)
今日は雨だったので、トレーニングをたくさんして、ミーティングをしました。
今日のテーマは、「ストレスとうまく付き合うには」ということについて話をしました。
試合では、「どうやってうまくストレスと付き合っていくのか」、ということが勝敗を大きく左右することになります。
試合におけるストレスとは、
・ミスショット
・調子の悪さ(という思い込み)
・ミスジャッジ
・相手の態度
・風などの環境要因
・対戦相手の好き嫌い
・年下との対戦
などが挙げられます。
大変多くのストレスがある中で、それに捉われて自分を見失ってしまわないようにする必要があります。
そのためには、まず「誰でもストレスを感じている」ということを認識することからはじめましょう。
そして、「逃避行動」をしないことです。
逃避行動には、
・うなだれる
・泣く(試合中に泣く選手もいます)
・行動が遅くなる
などがあります。
これは、不快なストレスに対して、それを回避するために無意識のうちにとってしまう行動です。
しかし、戦いから逃げることはできません。
もし、これが格闘技であれば、こうした行動をとった時には既に敗北が決まっています。
戦うことから逃げないで、「相手に向かっていくしかない」と覚悟を決めて戦うことです。
そのために、4つの行動を心がけましょう。
ひとつは、「声を出す」ことです。
声を出すことで、相手に戦う意志を強く見せること、そして自分のテンションを上げることになります。
もちろん、筋肉の力は上がります。
苦しい時ほど、大きなストレスを感じている時ほど、声を出して、強い気持ちでボールを打たなければなりません。
どんな時に声を出すのかというと、
・ショットを打つ時
・エースを決めた時
・構えた時(セルフトークに近いです)
です。
こうした時に、きちんと声を出せる選手は、うまくストレスと付き合うことができます。
ふたつめは、「オーバーリアクションをしない」、ということです。
オーバーリアクションは、相手のストレスを軽減し、余裕を与えてしまいます。
そして、テンポを早くしてみることです。
ストレスに負けてしまっている人は、うなだれて、とぼとぼ歩きます。
チェンジコートの時でも、精気なくコートに入っていきます。
うまく自分の力を出せるはずはないですね。
そういう気持を振り払って、少しだけテンポを上げてみましょう。
人間の感情は行動と深い関係がありますから、テンポを早くすると、暗い気持ちが和らぎます。
そして、ポイントが始まる前に、足を小刻みに動かすなどの「プレモーション」をしてみましょう。
軽やかに、颯爽と、力強く動くことで、戦う気持ちがよみがえってきます。
ストレスを感じることは少ないですね。
それでもうまくいかない時は、「リセット」しましょう。
間を取り、水分を取り、気持ちの切り替えを図ります。
チェンジコートの時は、「リセット」のチャンスです。
トップ選手が、タオルを頭からかぶり、じっと気持ちを切り替えています。
これがうまくストレスと付き合う方法です。
相手にボールを返球する時もチャンスです。
相手サービスであれば丁寧に返球し、自分のサービスであればしっかりとボールを受け取って、その後、少しテンポを上げる、それだけで気持ちは切り替えられます。
試合では、ストレスを失くすことはできません。
すべての選手が大きなストレスと戦っています。
それでも、ちゃんと自分の力を出す人は、うまく付き合うことができる人です。
大きな大会であればあるほど、ストレスは大きくなります。
それとうまく付き合って、思う存分自分の力を出して戦う、それだけを願っています。
いいか!最後は気合だ!
がんばっていこうぜ!
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