2009年04月18日
構えを科学する-6- (1600)
テニスの科学(54)
-膝は深く曲げる、は間違い-
「構え」の中心は腰であるといわれ、腰は文字どおり体の要であり、テニスおいても身体のひねりを産み出す大変重要な身体部位です。
この腰のひねり動作を容易にするためにもやや重心を低めに落とすことが大切になります。
そのためには膝を曲げることが重要になってきますが、この膝の関節角度については、曲げすぎても伸ばしすぎても動きのスピードは鈍ることが示されています。
パワーの面から考えると、130度から160度くらいの間で膝を曲げることが望ましいといえます。
ただ、前方に平行に膝を曲げると尻の落ちた姿勢になりやすく、すばやく運動を起こすことができません。
そのためにやや外交に曲げることが肝要になります。
ただ、この外向角度については確かな知見は得られていません。
膝の内側の緊張を感じつつやや外向といったところでしょうか。
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感覚的なことなので、これくらい!と断定はできませんが、適切な脱力状態にある関節角度は、良い構えにつながるし、より良い動きにつながっていくと思います。