2008年10月29日
作戦を立てる(1468)
実際の試合では戦うための準備が必要です。
闇雲に相手に挑んだのでは、返り討ちにあうのが落ちです。
対戦相手が決まったときに、「あの選手は強いからやりたくない」とか「あのフォアハンドはすごいから勝てないかもしれない」と、弱気な発想しかできない選手はいませんか。
このような発想しかできない選手は、戦う前からすでに負けています。
戦いを挑むためにきちんと準備をすれば、勝つチャンスは大きくなります。
そのために「作戦を立てる」ことが大切です。
ここでは、どのように作戦を立てるかについて述べてみたいと思います。
作戦を立てることで、もちろん勝つチャンスは大きくなりますが、なによりも「弱気な自分を強気な自分に変える」ために大きな効果を持つことを忘れてはいけません。
作戦なくして戦いに勝利することはできません。
(相手の弱点を探る)
どのような選手でも、弱点はあります。
フォアハンドは強いが、バックハンドは弱いといった特徴を持っている選手は多いものです。
また、速い球にはめっぽう強いが、ゆるいボールに対してはミスが目立つとか、サービスのコースはほとんどフォアにしか打たないなどの特徴を持つ選手もいるはずです。
そのような特徴を頭に入れておくと対応は容易になります。
そして、相手の弱点を攻める作戦が的中すると、相手の焦りを誘い、自分のペースで試合を運ぶことができるようになります。
よく相手を観察してください。
選手の特徴を把握するように訓練をつむことがとても大切です。
試合で負けてもすぐに帰ってはいけません。
自分が負けた選手の試合を観たり、もっと高い実力を持った選手の戦い方を観ることで、実際の試合で作戦を遂行する能力が高まります。
このような機会を逃すのはもったいない話です。
(得意なパターンをつくる)
相手の弱点を攻めることは戦いの常套手段ではありますが、自分の得意な攻撃パターンに相手を誘い込む作戦もあります。
もし、自分がフォアハンドの逆クロスが得意なら、そのショットを多用し、相手が逆クロスを強く意識したときに思い切ってストレートに勝負をかけると、ポイントを取る確率は高くなります。
自分の得意なショットやパターンは自信を持って攻撃することができます。
たとえ、ボールの威力がそれほど高くなくても、自信を持って攻撃されることが相手にとっては嫌なのです。
その作戦がうまくいっているときには、執拗に繰り返すしつこさを持つことで相手に嫌がられる選手になれます。
相手が嫌がってくれれば、勝利するチャンスは大きくなります。
(ゲームの分析をする)
実際にゲームをすると、ストロークでのミスはサイドアウトが多いとか、バックハンドでのレシーブミスが多いとか、ネットでの得点率が低いとか、ほとんどのボールが浅いとか、自分のプレーの特徴が明らかになります。
また、対戦相手はフォアのダウンザラインでエースを取るときが多いとか、フォアのワイドボールに対してショートクロスしか打たないなど、相手の特徴も知ることができます。
このように自分と対戦相手の特徴を知ることから作戦を立てることが始まります。
しかし、プレーしながらゲームを分析することはなかなか難しいものです。
ビデオで自分の試合を録画して繰り返し見る、というのは作戦を考えるとても良い機会になります。
こうした経験をつむことで、実際の試合でも作戦を考えて試合に臨むようになり、勝つチャンスは広がります。
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ひたむきに考えることは、何かヒントをつかんだり、作戦を考えたり、成長するためにはとても大切な時間です。
それを続けることが当たり前の習慣になってくると、いつか大きく成長することができますね。
がんばって練習してください。