2008年10月21日
最高のプレーをする(1460)
子供たちは「最高のショット」を打つことに捉われています。
そうするとどうでしょう。
例えば100球打つとして、自分の満足行くショットは何球でしょうか。
完璧主義者であればほとんどないでしょうし、楽観的な子でも10球もあれば良いほうではないでしょうか。
「最高のショット」を打とうとして、それがうまくいかないことから「課題を発見する」ことは大変素晴らしいことですが、ある程度の満足感がなければモチベーションは下がります。
そのときの指示はひとつだけです。
それは「自分ができる最高のプレーをしなさい」です。
素晴らしいショットが打てなくても、「最高のプレー」は「やろうと思えば」必ず出来ます。
何を「最高のプレー」というかは人によって違いますが、自分が出来うる限りの「最高のプレー」をし続けたとき、充足感は高まるはずです。
出来うる限りの「最高のプレー」とは、最高のスピードで動くことであったり、高い集中力を発揮することであったり、力いっぱいのスイングをすることであったりするはずです。
これを高い意識を持って繰り返しやり続けると、心拍数もあがり、とても苦しい状況に追い込まれることもあります。
しかし、やり切れたときには、充足感、満足感とともになんとなく「自信」が沸いてくることを実感できます。
「最高のプレー」をすることが目標なので、ミスに対して悔しがることは構いませんが、「ミスに気持ちを捉われないように」します。
「捉われる」とは、ミスのイメージや思いが大きくこころに残っていて、次のショットに対して気持ちが向かない状態のことです。
もちろん100%打ち消すことは出来ませんが、次のボールに対して「最高のプレー」をしようと「決断」できれば、「ミスに気持ちを捉われる」ことは少なくなります。
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