2008年07月31日
近くに感じる(1378)
何年か前の正月は休みをとって、家族と北海道に出かけました。
私のような仕事をしていると、子どもたちが休みになると忙しくなるので、なかなか家族と一緒に出かける機会はありません。
子どもたちが大きくなると学校などの関係でますます機会は減っていきます。
久しぶりにのんびりと家族と過ごす時間を楽しみました。
せっかくの機会なので時間を惜しんでいろいろなところに出かけたのですが、家族全員が楽しみにしていたのは、何といっても旭川にある「旭山動物園」です。
さまざまなメディアで取り上げられる機会も多いので知っている方も多いと思います。
旭山動物園の魅力は何といっても動物との距離が「近い」ということですね。
ペンギンがすぐ目の前をヨチヨチ歩く。
白熊が目の前でえさを食べ、泳ぐ。
トラがガラス一枚隔てて寝そべっているので、その大きさが実感できる。
ヒョウが触れるぐらいの距離にいるので、毛並みまではっきりとわかる。
へんぴな所(旭川の皆さんすみません!)にある動物園がなぜここまで人気があるのかは、「ここ」にくればはっきりとわかります。
これだけ「近く」に動物と接することができるのであれば、来る「価値」はあると強く思います。
私は初めて動物園で遠くからしか見ることができない動物とはこういうものなのかと理解することができました。
人は何に対しても、「近く」に感じることができる時、自分の気持ちをそちらに寄せようとするのではないでしょうか?
人と接する場合は特にそうです。
その人を「近く」に感じることができれば気持ちは寄っていきます。
誰かに以前「大島さんは距離が近い感じがする」と言われたことがあります。
明るい人柄とか、人なつっこい性格だからというのもあるでしょうが、「近い」というのは強い信頼関係を示しているようでとてもうれしい表現です。
自分が伝えたいことをうまく伝えたり、人の思っていることを感じようとすれば距離が「近く」なければなりません。
人間と人間の関係が稀薄になっていると言われる昨今にあって、その距離を縮めていく努力がとても大切な気がします。
まだまだ子どもたちとの距離が「遠いなあ」と感じることも多いですが、できるだけ「近く」に感じることができるように心がけたいと思います。
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