2008年07月02日
かけがえのない時間(1350)
今日は愛工大名電高校野球部の夏の大会前の最後のトレーニングを指導してきました。
3年生は、この大会が終わると引退になるので、もうなかなか顔を合わすことがなくなるのか、と思うとちょっとさみしい気がしますね。
高校生の指導は実質は2年間です。
本当にあっという間ですが、入学してきた時に不安でいっぱいだった1年生が、だんだんと生意気に(おっと失礼!)なって成長していく姿を見ることができるのが一番の楽しみです。
夏の大会に向けての抱負などを聞いてみると、やはり3年生はかなり緊張しているようです。
実際には夏の大会に初めてベンチ入りする選手もいるわけで、3年間とは言えども3回しかない夏の甲子園のチャンスを初めて手にしたので緊張するのも当たり前ですね。
最後の話として、
「緊張することは仕方ない。そうした緊張感を持っていても力を発揮する方法を学ぶ方がいい。そのためには“信心”を持つことが大切だ。かといって神様や仏様を今すぐに信じろ、ということではない。自分の気持ちが高まり、集中力が揺らがない言葉を見つけることだ。何かにすがることは悪くはない。それが自分の信じる言葉であれば、気持ちが揺らぐことは少ないはずだ。それと、呼吸をうまくコントロールすることは効果的だ。しかし、緊張が大きいと深呼吸しても心拍数を下げることは難しいかもしれない。そんな時は、少し時間をかけてストレッチしてみろ。試合前のウォーミングアップが終わり、ベンチに帰ってきてから試合開始までにはまだまだ時間がある。そんな時間を利用してゆっくりと時間をかけてストレッチするのが一番いい。そんなことをやると何となく落ち着いて、自分の力が出せるように思えてくるものだ。君たちの体力は申し分ない。技術も十分に持っている。あとは心の問題だ。今までやってきたことを信じて、自分のことを信じて戦えば結果はおのずとついてくる。」
というようなことを話しました。
今までこの子たちと過ごしてきた時間は私にとってはかけがえのないものです。
試合の結果はどうであれ、「そこ」にかけた思いは強く心に残るし、そうした経験はきっとこれからの人生にプラスになると信じて疑いません。
いよいよこの子たちの高校生最後の戦いが始まるのかと思うと、私の方もちょっと緊張しますが、自分自身ではやり残したことがあるような思いはないので、それこそ自分を信じてしっかりと見届けていこうと思います。
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