2008年07月17日
アルコール(1364)
実は私はアルコールがまったく飲めません。
身体も大きく、色も黒く、年中外で仕事をしているのでいかにも飲めそうですが、一滴もだめです。
若い時はそれで大変苦労しました。
飲める人にはわからないかもしれませんが、飲めない人が飲むとひどい二日酔いが早く来るようなもので、気持ちは悪いわ、頭は痛いわで大変です。
しかし、一番納得いかないのは、飲める人がさんざん飲んで食べた揚句に、「割り勘ね」と言われる時です。
どう考えても飲める人の方が得をするシステムです。
「じゃあ、その分食べればいいじゃん」と言われますが、一応付き合いでちょっとだけ飲んだだけでも食欲は低下しますのでそれほどたくさん食べれません。
飲める人は、飲みながらも実においしそうにたくさん食べます。
それで割り勘はないですよね。
まあ、若い時の飲み会はその分大騒ぎできるので、気分転換やストレス発散にもなって、それなりに楽しいものでした。
社会人になってからも飲めないことで損をすることは多いように思います。
まずはうまく人と付き合うことができません。
「ちょっと飲みに行くか?」という、テレビドラマでもおなじみのシーンがあってもついつい遠慮してしまいます。
付き合いの悪い奴だと思われていたかもしれませんね。
遠征などでも夜に飲みに出かけることはほとんどありません。
飲める人と出かけると、食事の時間が大変長く、気の合う人とであれば全く苦になりませんが、そうでない人と長い時間一緒に食事をするのはあまり気が進みません。
なので、もっぱらホテルで本を読むことが多かったですね。
今もお酒が飲めないことで損をしているなあ、と思うことは多いですが、寮の管理をするようになってからは、お酒が飲めなくて本当に良かったと思っています。
ひとつは、レッスンが終わって家に帰って食事をしますが、お酒を飲む人であればここで一杯となりますので、それから車で出かけることはできません。
私は全く問題ないですね。
食事の時間も大変短いので、寮を空ける時間も少なくてすみます(子どもたちにとっては迷惑な話かもしれませんが・・・)。
それと、酔っ払っている姿を子どもたちに見られることがないというのもいいですね。
子どもたちの生活を管理する上で大切なことは、子どもたちから指摘されるような生活上のすきをできるだけ見せないことです。
子どもたちを注意をしたり、叱ったりした時に自分に非があってはその効果は期待できません。
もし自分が酔っ払って何かトラブルを起こしてしまえば、子どもたちとの信頼関係も薄くなってしまいます。
お酒を飲まないことでそのリスクは少なくなります。
そういう意味で、今はお酒が飲めなくて良かったと思っています。
「お酒が飲めないと人生の半分は損をする」とよく言われますが、お酒が飲めないことで得をすることもたくさんあると思っています。
でも、私の夢は一度でいいから「酔っ払ってみたい」ということです。
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