2008年07月12日
なぜ自信を失くすのか(1359)
メンタル的な能力は、テストなどを用いてある程度は把握することができるということを書きました。
それらの項目の中では「自信がない」こと、「精神の安定」と「集中力」が低いという特徴が現れる場合が多いものです。
今回は「なぜ自信を失くすのか」ということについて考えてみましょう。
もちろん、いろいろな原因が考えられますが、一番大きな原因は「挫折感」が続くということです。
一度や二度の失敗では大きくは揺らがない「自信」も、それが続くと揺らぎが大きくなり、ついには「失くしてしまう」ことになります。
何を「失敗」というふうに捉えるのか、ということは人によって違いますが、目標とする結果が得られないとか、他人と比較して成果が思うように上がらない、などのことを「失敗」と捉えることが多いものです。
そうして「挫折感」が大きくなってくると、何もする気が起きません。
この段階では、まだ「やる気」はそれなりにあるので、一生懸命に練習に打ち込んだり、目標を立てて頑張ったりします。
しかし、それでもなかなか思うように成果が出ないとだんだんと「行動」しなくなります。
極端な場合は、生存の行動以外は何もしなくなります。
このような状態から抜け出すのはなかなか難しいものです。
できるだけそういう状態にまで落ち込まないように、早いうちに対処することが望まれます。
一番の対処法は、「小さな成功体験」を積み重ねることです。
禁煙するとか、1ヶ月間は毎日少しは走るとか、一日に20回は腹筋をするとか、どんなことでも良いのです。
もちろん、一回で終わるようなことはあまり望ましくありませんが、「努力をすれば必ず達成できる目標」を設定して、それを成功に導くことを何度か経験することです。
小さく思える目標でもそれを続けることは難しいものです。
自分で期間や目標を決めて、とにかく実行することです。
そうした「成功体験」を何度か経験すると、今まで不可能だとか、無理だと思えたような目標や課題に対しても意欲がわいてきます。
そのような気持ちで何かに取り組んでいる時に、何かしらの大きな「成功体験」があれば自信も大きくなり、「ブレークスルー」も起こるかもしれません。
大切なことは、「何か」をすると「決める」ことです。
とにかく「行動」することです。
「自信がない」とは「行動力がない」と同義です。
「自信を失くさないように行動し続けること」、このことを忘れないようにしてほしいと思います。
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