2008年07月07日
「心」を鍛える(1354)
鳥取県高体連の講習会の指導に行ってきました。
高体連の講習は今年で2回目ですが、ジュニアの指導にも行きましたのでトータルで3回目の鳥取になります。
今回の講習会には寮生5名も帯同させましたので、車での移動になって、往復約800kmの運転はさすがにちょっと疲れましたね。
特に帰りは、2日間で9時間の講習会に2時間の講義、夜の座談会と続き、居眠り運転が大変心配でしたが、子どもたちのさわやかな歌声とハイテンショナルな行動にも助けられて(?)無事に名古屋に着くことができてほっとしています。
さて、講習はと言いますと、もう夏の大会が近いこともあり、また昨年に続いて参加した生徒も多かったので、大変に良い緊張感と集中力を持って参加できていたように感じます。
特に夜の講義は、一日国体予選や講習を受けた後なので、疲れもあり、眠くなる生徒も多かったと思いますが、誰一人(先生方は別・・・笑)寝ることなく一生懸命にノートをとる姿に感動しました。
子どもたちの「強くなりたい」、「今よりもうまくなりたい」という気持ちに触れると本当に嬉しくなります。
実は、私の中では、疲れもあるので1時間くらいの講義にしようと考えていましたが、みんながあまりに熱心なのでついつられて気がつけば2時間の講義になっていました。
自分的には大変うまく講義をすすめることができたと思いますが、子どもたちにとってはどうだったでしょうか?
少しでも子どもたちの心に響く話ができたのであれば嬉しく思います。
せっかくなので、ここに話をした内容を少しまとめておきましょう。
今回の話は、「心」についてでした。
スポーツの世界でも何でも「心技体」が大切で、それをバランス良く向上させることで成績(パフォーマンス)を向上させることができると言われます。
その通りなのですが、もっとも大切なのは「心」です。
「技」や「体」の向上ももちろん大切ですが、それを高めるためには、何かに取り組むための意志がなければ何も始まりません。
すべては「心」が決めます。
そうと分かってはいても、「心」は測定することができません。
毎日このトレーニングをすれば力がつくというようなものでもありません。
なので、トレーニングすることの重要性は分かっていても実際にどのようにすれば良いのかがわからないのです。
まずは「自己分析」を行って、自分自身の特徴を知ることから始めましょう。
自分は闘争心や勝利に対する意欲があるのか、苦しさに耐える忍耐力は高いのか、などの特徴を分析しておくことは大切です。
心理的競技能力として、「競技意欲」、「精神の安定・集中」、「自信」、「作戦能力」、「協調性」の項目にまとめられ、それをスコアにしてあらわすことができるテストも開発されていますので、何となく自分の特徴を知ることはできます。
このようなテストを実施すると、その選手の特徴をある程度は把握することができるので、それを参考にしながら対応を考えることができます。
これらの項目の中で、「自信がない」ことや「精神の安定」と「集中力」が低いという特徴が現れる場合が多いものです。
それをうまく改善する方法を知っておくことは、きっと「心」の向上に役立つはずです。
今回の講義では、この点について話をしましたが、あまり話を進めると長くなるので、この続きはまたの機会にお話ししたいと思います。
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