2007年10月25日
練習で戦う(1033)
「練習で戦う」とは、そのままの意味です。
多くの子ども達は、「ミス」を「ミス」だとは強く感じていません。
ゲームではポイントを失うミスも、練習ではすべてオーケーです。
悔しくもありません。
心に空しさも残りません。
そういう練習で、実際の試合で力を発揮できるほど甘くはありません。
トップ選手は「ミス」をきちんと「ミス」として意識します。
「いつでも」、です。
だから、「練習のボールを試合で打つ」ことができるのです。
「ミス」をして、「入らん!入らん!」と叫び続ける選手がいました。
私に言わせれば「入らん」のではなく、「入れていない」のです。
「ミス」をしたときに「何をやっているだ!」と叫ぶ選手は成長の可能性を感じます。
「ミス」の原因はすべて自分にあると「宣言」しているからです。
でも「入らん!」と叫ぶ選手は、「自分はちゃんとやっているのになんで入らないのか」と考えています。
「ちゃんとできていない」から「入らない」ことは明確なのに、それを認めたくない自己防御的思考が習慣化されています。
そういう選手は、少しでも自分のイメージした通りにプレーができないと、イライラし、自分を見失い、自滅するケースは多いものです。
きちんとした自己コントロールを学ばなくてはならないと思います。
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