2007年10月26日
本ができました(1034)
ついに「強くなりたいあなたに贈る100の法則-技術編」が発刊になりました。
店頭に並ぶのは(並ぶのかどうか分かりませんが)、10月31日らしいですが、書店で自分の本が並んでるのを見るのは気持ちいいものでしょうね。
ちょうどその日からニューカレドニアに遠征に出かけるので、帰ってきてからのお楽しみかな、と思っていましたが、ちゃんと著者用に送ってきてくれました。
雑誌の原稿を見るのとはちょっと雰囲気が違いますね。
なんか「自分で作ったんだぞ」っていう満足感のようなものがあります。
私が電子書籍などに馴染めないのは、やはり「本」には著者の「思い」というのが感じられるからだと思います。
まあ、これも今まで教えてきた子ども達に対する「思い」があり、応援があったからですね。
「あとがき」にはこう書きました。
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自分の力を思う存分に発揮して戦うことができる選手になりたい、何としてでも強くなりたい、そう願う人に少しでもヒントになるようなことを伝えることができれば、という「思い」で書いてきました。
自分の「思い」はできる限り伝えたつもりです。何かひとつでも「強くなりたい!」と思う方のこころに響くメッセージを届けることができたのであれば、これ以上の喜びはありません。
コーチとして一番うれしい瞬間(トキ)は、試合に勝ったときではありません。もちろん、それも、うれしい瞬間には違いありませんが、もっとも嬉しいのは、選手が前を向いて歩こうとする姿を見るときです。
大切な試合で自分の力を発揮できずに負けてしまうと、気持ちも落ち込んで、今までやってきたことがムダに思えてテニスをやめたくなります。でも、そこから一歩前に踏み込んで、「これからがんばるぞ!」と進み始めるエネルギーを感じるときに「心が揺さぶられる」のです。
大事な試合で敗れ、「今まで指導していただき、ありがとうございました。」とメールをくれた選手がいます。「もう、やめてしまうのかな?」と思い、ねぎらいの言葉をかけ、「みんなが待っているから」と返信しました。
彼は、翌日、照れくさそうにコートに現れました。そして、「今まで一生懸命にやってきた結果だから満足しています。でも、まだやり足りないと感じるので、上を目指してがんばります。」と力強く宣言しました。
前に進もうとする「強さ」を感じて、とても嬉しくなります。これが「本当の強さ」なのかもしれません。
この本では「強くなるための法則」を紹介してきました。「絶対の法則」があるはずはありませんが、今までより少しでも「強くなった!」と言ってもらうことができればとても嬉しく思います。
私は「書く」ことが得意ではありません。でも、「書く」ということを続けてきたことで、「感じ方」や「考え方」が変わって、いろいろなことを深く洞察できるようになってきました。
そして、今は「書く」という訓練が、「強くなるため」の感性を高めるためには最も良い方法であると確信を持って言うことができます。私自身は、そんな「強さ」を身につけました。
最後に、この本を出版するチャンスを与えていただき、いろいろとサポートしていただいた方々にこころから感謝しています。
子ども達がエネルギーをくれました。
応援のメッセージが後押ししてくれました。
もっと多くのことを伝えていきたい、今は素直にそう思います。
「ありがとうございました。」
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今は、そういう気持ちですね。
もちろん、まだまだ書き足りないこともあります。
これからもっと研究し、経験していろいろなことを深く理解し、それを伝えていく努力をしていかなくてはならないと思います。
そのためにはやはりモチベーションが必要で、多くの方がこの本を買ってくれることがエネルギーになります。
そして、メンタル編、トレーニング編へと続いていけば良いなあと思います。
夢の印税生活への第一歩・・・・なわけないか。
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