2007年10月02日
勝負強い選手になる(1011)
私は、教えている子ども達には「勝負に強い選手」になってほしいと思っています。
そのためには、「分析力」がとても大切な資質になります。
名古屋は先週の土曜日から時々雨の降る肌寒い曇天が続いていましたので、雨の降りが強くなった時間を利用したミーティングで「そのこと」について話をしました。
子ども達にはいつもノートを持ち歩くように指導していましたが、何人かの子ども達はそれを忘れてきたので、ミーティングに参加することができませんでした。
その子達のためにも、まだ「記憶」があいまいな子ども達のためにも、こうして大切な事柄を伝達することができるのは本当に便利です。
子ども達がちゃんと読んでいるのかどうか分かりませんが、私のコラムを読む習慣がついている子もたくさんいるようなので、ここはきっちりと伝えておきたいですね。
さてさて、「分析力」についてですが、秋の強化合宿では実際に「ゲーム分析」を行いました。
その結果はオフィシャルサイトのほうにアップしてありますので、興味のある人は見てください。
こうした分析を行うと、なんとなく自分と相手の特徴が分かり、それに応じた「作戦」をうまく立てることができれば試合は有利に運びます。
しかし、実際の試合中に、データを集めて「作戦を立てる」ということはできません。
そこで必要になるのが「分析力」で、この能力の高い選手は、次のような特徴を持っています。
「同じミスを繰り返さない」
「相手の弱点を攻めることができる」
「作戦を立てられる、変更できる」
「かけひきがうまく、自分のペースに引き込むことができる」
ということです。
「勝つ」ためには当たり前のことですが、よく子ども達の試合後のレポートにあるように、
「頭が真っ白になった」
「緊張して何が何だか分からなかった」
「ミスばっかりでやる気がなくなった」
という状態では、こうした「力」を発揮することはできませんね。
だから、「トレーニング」が必要なんです。
その「トレーニング」とは、
●「常に相手に勝つにはどうしたら良いのか」を考える「習慣」を持つ
ということと
●「相手が打つときにはしっかりと構える」
ということです。
この中の「構え」の重要性や効用についても話をしましたが、そのことを深く理解し、実践できている選手は大変少ないと思います。
この「トレーニング」は簡単ではありません。
筋力「トレーニング」などと違って、数値で成果を確認するということはできないからです。
でも、それを「トレーニング」としてやり続けた選手は、間違いなく「勝負強い選手」になります。
同じぐらいの技量の選手同士で戦えば、勝敗はこの「差」で決まります。
だからこそ、目指すのは「ここ」です。
「勝負強い選手」を目指すのは簡単なことではありませんが、何としでも強くなりたいという強い意志に支えられて行動できる選手になってほしいと思います。
今日も「そのためのトレーニング]は続きます。
子ども達の意志の強さを確認できたら良いなあと思います。
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