2011年08月23日
大会の基準(2258)
昨日、試合を見ていて、実は1セットマッチの方が観るのに疲れる、…ということに気がつきました。
3セットマッチを観る時は安心します。
勝っても負けても納得できると思うからです。
コーチが一番嫌なことは「悔いが残る」ことです。
力を十分に出せなかったことです。
1セットマッチは、それを強く感じるので、疲労感が大きくなると思います。
今、ヤングスターカップの試合方式を検討しています。
この大会は、海外へのチャレンジを応援する大会なので、できるだけ「国際大会の基準に沿ったもの」にしていかなくてはならない、ということで他の運営委員の方とも同意しました。
どんなふうに大会を運営していくのかについて、ここで少しまとめておきましょう。
こうやって多くの方に「基準」を知ってもらうことで、より良い大会運営の方法が見つかるかもしれないという思いがあります。
何が気がついたことがあれば、ぜひ連絡していただきたいと思います。
まずは、「エントリーリスト」を確認してください。
8月20日(土)にエントリーを締め切りましたので、「最終エントリーリスト」をアップしています。
通常はランキング順に「エントリーリスト」が示されますが、今回は順不同です。
エントリーをしただけでは大会に参加することはできません。
大会に参加する意志を確認するための、「サインイン」を行って初めて大会に参加することができます。
この大会は、30日(火)と31日(水)の2日間のトーナメントとしますので、29日(月)の午後6時までに「サインイン」を済ませてください。
「サインイン」は、29日(月)に行われる練習会の時に担当者に連絡をするか、当日会場に来ることができない選手は、メールによる「サインイン」を行ってください。
29日(月)の午後6時までに、トップジュニア委員会に連絡してください。
「サインイン」の済んだ選手のリストに従って、ドロー(組み合わせ表)を作成し、「オーダーオブプレイ」(OP)をホームページ上にアップしますので、自分の試合開始時間を確認してください。
試合は、「オーダーオブプレイ」(OP)に従って進行します。
「OP」は、多くの大会で採用されています。
コート毎の組み合わせが、順番で示されていて、その順に従って、選手がコートに入って試合を行います。
もちろん、開会式はありません。
多くの大会では、開会式のためにすべての選手が朝集合しなくてはならないので、多くの待ち時間が生じますが、本大会は試合「オーダーオブプレイ」(OP)に従って進行します。
「OP」には、多くの略語が使われることがあります。
「SA」は、「Starting at」の略で、SA9:00と書かれていれば、9時に試合を始めるという意味です。
「Followed by」とは、引き続いて試合を行うという意味です。
前の試合が終わったら、直ちにコートに入って試合を始めてください。
「NB」とは、「Not Before」の略で、この時間までは試合を行わないということです。
「OP」上の自分の対戦に、「NB11:00」と書いてあれば、11時までは試合を行わないということです。
その時間になっても前の対戦がまだ続いていれば、その対戦が終わり次第試合を行います。
もし、前の試合が何らかの理由で早く終了しても、11時までは試合を行いませんので、その時間までにコートに来ていれば問題ありません。
また、「OP」が作成されて、その対戦が始まってもコートに選手が現れない場合は、
10分を超え15分以内の遅刻は、サーブ/エンドの選択権、又は、相手に選択させる権利および第1ゲームを失う。
15分を超える遅刻は、失格とします。
失格した選手は、ペナルティーとして、本年度のヤングスターカップへの出場は認めません。
「OP」上にTBAとあるのは、「To Be Arranged」の略で、コートの空き状況によって試合のオーダーを入れるということです。
試合コートは、放送をよく聴いて、指示されたコートに入って試合を行ってください。
試合の方式は、3セットマッチのトーナメント方式を基本とします。
今回は、基準を定めるのがちょっと遅かったので、2日目は2セットマッチとします。
2セットマッチは、ファイナルセットになった場合、10ポイントのタイブレークを行います。
このタイブレーク方式を「スーパータイブレーク」といいます。
プロのツアーでは、ダブルスで、ノーアドバンテージ方式とともにこのシステムが採用されています。
試合は、「セットブレーク」を採用します。
「セットブレーク」とは、セットが終わったら2分間の休憩が取れる代わりに、各セットの第1ゲーム終了時の休憩は取らないということです。
3セットマッチの経験がない選手は、この「セットブレーク」の意味がわかりません。
「この大会は1セットマッチで行い、セットブレークルールを採用します!」
という、訳のわからないアナウンスを聞いたことがあります。
セットのブレークがないので意味はありませんが、単に第1ゲーム終了時の休憩をしないようにという指示に聞こえます。
この大会は、2セットマッチ以上の方式を採用するので、「セットブレーク」方式を採用します。
また、この大会は「練習コート」を確保しています。
「練習コート」で練習を希望する選手は、大会本部でサインをして練習を行ってください。
1回の練習時間は、4名を基準として30分単位で予約することができます。
試合開始前の早朝の「練習コート」については予約の必要はありません。
試合当日の朝8時から8時50分までの時間は、すべてのコートを「練習コート」として開放しています。
なお、天候などの事情により、試合方式は変更する場合があります。
試合前の練習時間は5分です。
ストローク練習から始まり、ボレー、スマッシュ、サービスの順に練習を行ってください。
サービスから始まる3分間練習やサービスのみの練習などは、日本独自のものであり、世界中のどこでも行われていません。
正しい手順の練習を行ってください。
また、試合の棄権などについて確認をしておきます。
・RET(リタイア)は、ケが病気などの理由で、試合を途中棄権したとき。
・DEF(デフォルト〉は、試合前、試合中にコード違反をし・失格したとき。
・WO(ウォークオーバー)は、相手選手の遅刻・出場辞退などで不戦勝になったとき。および対戦する両選手が試合に現れなかった場合。その際、勝者は空欄。
・NoShow(ノーショウ)とは、予選のサインや試合に・決められた時間に現れなかったことを意味し、ドロー表に結果として表記しなくてもよい。
・BYE(バイ)は、出場者が2の累乗で埋まらない場合、1回戦がない場合に使う。
ということです。
また、大変暑い中での試合となりますので、この大会は「ヒートルール」を採用し、
会場での気温が摂氏35度以上になった場合、各セットの前に5分間コート外での休憩(セットブレークの120秒を含む)が認められる。この5分間の休憩中は、コーチングを受けることはできない。
とします。
また、試合と試合の間の休息についても適切な時間を与えるものとします。
服装については、テニス用ではないTシャツ、 ランニングシャツ、ランニングパンツ、ジーンズ、その他の不適切なウェアは、ウォームアップ中でも着用はできない、とします。
また、試合で使うボールは3球です。3球のボールをうまく使い回して試合を行ってください。
ローカルなジュニアの大会ですが、出来る限りルールに従って、正しい基準で大会を運営することが大切なのではないかと考えました。
ちょっと窮屈な感じがするかもしれません。
でも、海外に遠征に出れば、それが当たり前になります。
その時に、ある程度の経験を積んでおく方がいいと思います。
何度か経験すれば、余裕を持って大会に臨めるようになります。
力が十分に発揮されて、大きな経験になります。
大きな夢を持った子どもたちのチャレンジを、しっかりと応援できる大会にしていけたらなと思っています。
大会で、みんなに会えるのを楽しみにしています。
※なお、詳しくはトップジュニア委員会のホームページをご覧ください。
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投稿者 大島コーチ 08:18 | コメント(2)| トラックバック(0)
ジュニアの選手達にはとても大切な部分ですよね!
このような経験が、外に大会に行った時に戸惑う事もないし、堂々と立ち振る舞いが出来るのです。
すばらしい大会になると思います。
運営も本格的に行うと大変な部分もありますが、気合で頑張ってください。
僕も夢を現実にしようと動いて行こうと思います。
ジュニアテニス選手達の為に・・・・
>運営も本格的に行うと大変な部分もありますが、気合で頑張ってください。
大丈夫!気合だけは負けません!
>僕も夢を現実にしようと動いて行こうと思います。
がんばろうぜ!
>ジュニアテニス選手達の為に・・・・
本当に、そう思う。
これからもよろしくね。