2011年08月10日
どうして写真を撮るのか?(2250)
私は結構写真を撮ります。
世界体操祭では、たぶん何千枚もの写真を撮りました。
プロのカメラマンは、さらにすごい枚数の写真を撮るし、たった一枚の写真を撮るために何日も掛けたりします。
だったら「ビデオのほうが楽なのでは?」、と思ってしまいます。
今どきは、ビデオの解像度は素晴らしく向上してきているので、その中から一枚を抜き出しても、解像度的には写真と遜色ないものができそうです。
今は難しくても、そのうち家庭用のビデオでもそれくらいのことができるようになるかもしれません。
近未来を描いた映画では、新聞などの写真が、浮き出る3Dフォログラムになって映しだされたりします。
きっとそういう技術が開発されて、日常になります。
そうなると、写真はあまり必要がなくなってしまうかもしれない・・・。
そうは考えません。
理由はよく分かりませんが、写真には、ただ情報を伝えるということとは違う「何か」があると思うのです。
「神様のカルテ」という映画の予告編を観ました。
その中で、夫である櫻井翔の、
「どうして写真を撮るの?」
という質問に、カメラマンで妻役の宮崎あおいは、
「一瞬でも人を幸せにすることができるから・・・。」
と答えます。
これが写真の魅力・・・かな。
その一瞬は、その時にしかない。
まさに「一期一会」、もう二度とめぐり合うことのない瞬間が、そこにはあります。
それを自分の思い通りに写し撮ることができた時、ひとは感動するのだと思います。
私の写真の腕は大したことありません。
でも、誰にも出会うことができない一瞬を撮ることができればいいと思います。
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