2011年06月15日
青春のエネルギー(2212)
「過去の栄光会」っていうのをご存知でしょうか?
って、知る訳ないですね。
これは、私たちの代とひとつ下の代で、その時代にテニスでそこそこ活躍した仲間の集まりです。
もう20年以上(定かではありませんが)続いています。
会って何を話すのかといえば、「昔話」です。
よく、「昔話」をするようになるのは、
「年をとった証拠だ!」
と言われることがありますが、まあ・・・それは・・・その通りですが・・・。
でも、不思議なんですね、会って話をするとどんどん元気になります。
その日は、朝練から始まって、一日中試合を見て、それからの会なのでちょっとしんどかっったのですが、気がつくと朝の3時です。
昨年も、一昨年も同じような話をしているはずなのに、話はどんどん盛り上がります。
そして、レディースを家に送りながら考えました。
「なぜ、こんなに楽しんだろう?」・・・と。
それは、まさに
「青春だった!」
ということです。
すべてをテニスに掛け、必死な思いで恋愛をし、思いっきり遊んだ時代でした。
コミュニケーションのツールが少ないので、それこそ電話を掛けるのも大変でしたね。
その時に付き合っていた子とその話になりました。
「電話の最中に黙りこむからめっちゃ話しづらかったやんか!」
と一応(今だから言えますが)文句を言うと、
「10円をたくさん持って待っている人がいて、それが気になって・・・」
寮生活を送っていたので、
「・・・なるほど」
とそんな感じです。
今では携帯電話やメールで「ほいほいっ」と連絡が取れますが、当時はそんな訳にはいかないし、私も繋がらない電話の前で何時間も待ったことがあります。
確かにちょっと不自由ではありましたが、だからこそ「強くつながる」ということはあったと思います。
ツールを使わずに直接コミュニケーションをとる訓練になっていたと思うのです。
この会は、その時の感覚を活き活きと蘇らせてくる時間、だから「こころから楽しい」と思うのです。
多分、みんなそう思っているはずです。
もうみんな大台ですが、本当に活き活きとしています。
「こいつらめっちゃ若いなあ」
は、率直な感想です。
それは「青春のエネルギー」が与えてくれたもの・・・そう思います。
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