2011年06月13日
ガラパゴスジャパンテニス(2211)
昨日は引き続き全日本ジュニアの県予選が各コートで行われました。
こうした大きな大会では子どもたちの成長が見られるので、それが楽しみのひとつです。
しかし、いつも思うのは、
「子どもたちが存分に力を発揮できる大会ではない」
ということです。
4本のサービス練習での1セットマッチで試合が行われます。
もちろん、練習コートはないし、コート周りのアップも制限される場合があります。
そういう状況で、本当に思い切ってテニスができるでしょうか?
私は、試合前に子どもたちに、
「思い切ってやってこい!」
と声をかけます。
でも、練習もない1セットマッチで思い切った勝負ができることは少ないものです。
持っている力を発揮できないで負けていく選手もたくさんいます。
本当に悔しですね。
しかも、昨日は、突然のアナウンスがあり、
「試合前の練習を無しにします!」
とのこと。
「なんで?」
「雨が振りそうなので…」
「えっ、降ってないじゃん!」
実際に雨が降りだしたのはすべての試合が終わってからです。
それも激しく降ってきたわけではありません。
コートに入ってきた選手が、突然試合を始める光景は「異様」です。
4本のサービス練習、1セットマッチでも、
「おかしい!」
と思うのに、
「練習はなし!」
は、もう「異常」としか言えません。
運営を最優先に考えるべきことなのでしょうか?
子どもたちが、悔い無く、思い切ったテニスをして、試合を通して成長していくように大会の環境を作るべきです。
テニスの「スタンダード」が「ここ」にはありません。
携帯文化において、日本は独自の発展を遂げ、
「ガラパゴスケータイ」
なる言葉も生み出しました。
それが大きな広がりを見せましたが、それは「文化」としては価値あることかもしれません。
でも、テニスで「独自の文化」は必要ありません。
必要なのは、
「子どもたちのための大会」
であること、そして、
「テニスのスタンダードを確立すること」
です。
ゴルフで極端なローカルルールがあったら混乱します。
3ホールで終了のゴルフはつまらいでしょ?
野球で、2アウトまで、2塁なし、3回でおしまい、なんていう試合はみたくもありません。
そういうことに気づかなければなりません。
気づいてもらうために、多くの人が意見を発信をしなければなりません。
会場にコーチたちに、TwitterやFacebook、ブログで意見や思いを発信することを求めました。
すぐに変わることは期待できませんが、小さなうねりがおきるように行動していかなくてはなりません。
「ガラパゴスジャパンテニス」
今、とても危ないと思います。
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