2008年10月19日
怒る(1458)
選手がコートの上で怒ることは戦うために必要な態度であると思います。
しかし、コーチが怒る時、それは大きなエネルギーを必要とし、大変疲れます。
どうしても身につけてほしい資質について何度も説明し、練習を重ねてきたにもかかわらず、それを実際の試合で表すことができないのを見るとき、感情的にもなります。
感情的に接することが良いとか悪いとかを問題にするのではなく、どうしても伝えなくてはならない時には感情を伴うものだということです。
もちろん、他に良い方法はないのかといつも考えています。
しかし、これだけどうしても、という思いが強いということは分かってほしいと思います。
アカデミーでは「強さ」を身につけることを目指します。
そのためには、その「強さ」を表現できなくてはなりません。
それを毎日の練習で訓練します。
そして、その訓練の成果を実際の試合で表現します。
その繰り返しを経験として高めていきます。
「強さ」とはそういうことでしか身についてはこない、その信念に従って指導します。
それがコーチの「怒り」です。
今日は大きなエネルギーを使いました。
もうへとへとです。
でも、子どもたちに「強さ」を伝えていく、それが仕事です。
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