2008年01月25日
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アプライドキネシオロジーという学問では、特定の内臓に何らかのストレスが生じると、特定の筋肉に変化が起きることを内臓筋肉反射といいます。
内臓が精神的なストレスや感情でその状態が大きく変化することは広く知られているので、そう考えると、感情や思考が、筋肉レベルの状態に大きく影響することはある程度は証明されているということです。
そのような関係性を深く探っていくなかで、怒りの感情と腰痛を引き起こす筋肉との関係が大きいことが見出され、それに対するアプローチの方法が試行錯誤の上で確立されてきたのではないかと考えられます。
私が受講した講座でも、感情と筋肉アプローチというものを学びました。
そのアプローチを経験することで、確かに筋バランスは向上し、腰痛などの症状は改善されます。
また、無意識に強縮していた筋肉を、感情のコントロールと筋肉へのアプローチで改善することで、呼吸数は劇的に減少します。
ちなみに私の場合は、普通に楽にした場合で1分間に8回程度、リラクゼーションが進むと1分間に3回くらいの呼吸(身体的なアプローチを加えた場合には1分間に1回の呼吸も経験できました)が楽にできるようになります。
このように、人間はロボットではないので、感情や思考などのメンタルの状態が身体的にも大きな影響を及ぼすので、単に身体的、筋肉的なことに捉われるのではなく、メンタルも含めて全体的にその人の状態を見ようという動きは活発になってきています。
ホリスティック医学のような考え方は、そのような考え方に拠っていますが、共感できることは多いと思います。
テニスの指導でも同じではないでしょうか?
その選手の調子が良い悪い、良いボールが打てる、打てないを単にフォームが悪いと決め付けたり、体力的なことが劣っているからだと短絡的な判断することなく、メンタルや成長も考慮して、全体的にみて判断するよう心がけなくてはならないと思います。
大変難しい問題ですが、これは常にそのことを心がけてことに臨むしかありませんね。
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