2008年01月28日
体が覚える(1105)
あるテレビ番組で、運動神経について紹介していました。
運動神経=記憶力という内容で、達人とよばれる人は、その適切な運動プログラムを体にしっかりと記憶しているということです。
さらに詳しく言うと、単に記憶して正確な反復動作を行うことができるというだけではなく、多くの情報を瞬時にネットワークで結んで、そのときにおけるもっとも適切な反応動作を、無意識に行うことができるレベルにあるということです。
そのようなすぐれた記憶力を発揮し、ネットワークを構築するには何度も反復練習しなければなりませんね。
まずは課題を確認し、その原因をできるだけ深く理解し、自分のイメージするスイングを意識し続けることから始めなくてはなりません。
今日は、課題確認のためのビデオを撮りましたが、残念ながら設定ミスで撮れていませんでした(みんな、ごめんな!来週もう一回チャレンジします!)。
そして、基本的な練習の繰り返しが大切で、「素振り」が最も効果のある練習の一つだと思います。
武道における「型」の練習だと思ってください。
「型」は単にフォームの習得だけではなく、運動プログラム記憶とネットワークの基礎的構築にあります。
テニスの練習にはこれが日本人には最も合っているのですが、最も少ない練習方法のような気がします。
ドリル練習の時、後ろで待っている時間に「素振り」を行わせますが、真剣に取り組んでいる子はだんだんと良い振りになってきています。
番組の言葉で言えば、「運動神経が良くなってきている」ということです(生理学的な意味での運動神経とは違います)。
体の大きさなどは遺伝的な要因が大きく関係しますが、運動神経は努力しだいで何とかなるということを確認しました。
「努力に勝る天才なし!」ん~、いい言葉だなあ。
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