2008年01月23日
スタンダード(1100)
昨日は東海毎日ジュニア愛知県予選のドロー会議でした。
いつものことながら、申し込みの手順をきちんと守っていないとエントリーできず、もちろん出場することもできませんので、大変な緊張を強いるエントリーとなります。
過去にいろいろな試行錯誤があって、厳格なルールを決めて、それを順守できないものについては一切に認めないというのは、そういうルールであれば仕方ないと思いますが、そうしたルールや現行の方式をどうしていくべきかという議論の場がもっとあっても良いのではないでしょうか。
しかし、現実にはなかなかそういう方向には進んではいきません。
今回の会議では、私のところに他府県から転入してきた子のランキング決めで大分時間を使ってしまいました。
その子の愛知県のランキングがないので、他府県や他地域、もしくは全国大会の成績などを参考に決めることになるのですが、それを厳格に規定することはできません。
なので、私のクラブの子との実力などと比較して「だいたいこれくらい」という提案をしても、「通常はそれより低い位置に置いてきた」とか、「上のシードに入れることはむつかしい」というようなことを言われ、通常がどれくらいのことをいうのか、なぜ上のシードに入れることができないのか、という明確な説明もないままに、「これくらい」でランキングが決められました。
確かに難しい仕事だと思います。
全国の地域格差や県格差がどれくらいあるのか、などということは明確には決められないからです。
もし、全国の大会にグレードをつけて、ITFのトーナメントのように、そのグレードごとのポイントによってランキングが決まるようなシステムであればすっきりとしていいかなと思います。
ここでも、なかなか「スタンダード」は通用しません。
いくら世界がそうだといっても、日本は日本独自のシステムに固執し、また県ごとのシステムに固執し、自由度を奪い、子どもたちがトライできる範囲を狭くしているような気がします。
全国大会を目指すのはいいですが、すべての子どもたちができるだけ等しくチャレンジできるシステムは、やはり世界のテニスを参考にするのが「スタンダード」です。
そういうシステムができれば、いつでも他府県の大会にエントリーでき、実力に見合ったグレードで切磋琢磨し、かなり明確に日本国内におけるランキングが規定できると思うのですが、いかかでしょうか。
やっぱり、むつかしいのかなあ?
全国をひとつのシステムに統一して、全国の子どもたちが一斉にその頂点を目指す、なんてとてもかっこいい思うんですが・・・。
前に「お前(の発言)は歴史を知らないから、ちょっとだまっていてください」というようなことを言われました。
歴史の重み、先人の努力は認めます。
でも、やはり子どもたちにとって、より良い環境を作ろうと思えば、できるだけ「スタンダード」に近いシステムを構築しようとする努力が必要ではないのかなと思います。
じゃあ、お前やってみろ!と言われても別に困りません。
そういう仕事を任されるのであれば、いつでも受ける覚悟はあります。
こんなこと言うから迷惑がられるのかなあ???
より良い方向に進むことを期待して、そういう気持を持ち続けていこうと思います。
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文面から憤懣やるかたない様子が伝わってきます。
全国jrランキングがなぜ作れないのか、
日本のテニス界の七不思議の一つだと思います。
何か見えない大きな力が働いているとしか思えません。
その世界の重鎮の一人がどうしても首を縦にふらないとか・・・
七不思議のあと一つは、中体連にテニス競技がないこと。
全国中学校体育連盟のHPを見てみてください。
テニスは参考種目というコーナーに
カヌーやなぎなたといったスポーツと一緒にまとめられて
おります。
これも闇の部分で何か大きな力が働いているとしか
考えられません。
何かをつきつめていくと、
必ずこういった制度的な壁にぶち当たります。
夜明けは来るのでしょうか。
それを変えていくのは、やはりひとりひとりの「思い」だと思いますので、そうした発言をするように心がけ、その発言が影響力を持つように努力していきたいと思います。
もっと力をつけるようにがんばります。
もう少し絡んでみたいと思います。
察するに、予選上シードに入れていい実力実績の選手が予選下シードに
入ってしまった現実があるということだと思います。県内の理論で。
それは、それで一つの筋ですが、これを意地悪な見方かもしれませんが、
他県の者として見ると、とてもラッキーな事に映ります。
つまり、その選手はどこかの上シードとつぶしあいするわけですから、
実質的な実力者同士が一つの枠の中でつぶしあうわけです。
そうでない所に一山あきらかなレベルダウンの山が生まれて、
そこから東海に上がった選手が、他県の選手と1回戦を戦うわけです。
他県の選手から見るとラッキーです。
人のことは言えません。岐阜県でも同様な事はありました。
ランキングによってドローを決めますので、そのような事は
起こり得ます。そのような場合、県内の論理を通すがために、
他県に有利な状況が生まれるということを、
言って説明しても、やはりだめだったんでしょうね。
批判だけでは先に進めませんので、それに見合うシステムをきちんと提案していかなくてはなりません。
どんなシステムが子どもたちにとって良いのかをいつでも真剣に考えていきたいと思います。
利害関係者にとって不利になる変更でも、あらゆるジュニア選手にとって平等な機会を与えられるような選抜方法、シード付けが出来るよう望んでいます。なかなか既得権を持っていると譲らないからね。
平等ということは、等しく誰にでもチャンスが与えられて、その重みが等しいということですね。
その中で、県や地域の違いによってラッキーがあるとか、そんなことに捉われないで純粋にその力量を確認できるような状況になってほしいと思っています。
絶対的な平等性を確立するのは、難しいですが、一歩でもそれに近づくことができるように努力していかなくてはなりませんね。