2008年01月22日
コーチング(1099)
「コーチ」としてもっとも大切な資質とは何だろう、と考えることがあります。
「コーチ」という言葉は、もともと「馬車」を意味し、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味から派生しているそうです。
そういう「ものの考え方」が「哲学」として「確立」されていなければならない、そう考えます。
同じような言葉に、「ティーチング」というのがありますが、「ティーチング」は、技術やルールを教えること、これまでの経験を「伝える」こと、場面によって礼儀作法を「教える」ことです。
このように何かを「教える・伝える」ことを「ティーチング」とするならば、選手の意思や思いに「触れる・引き出す」ことを「コーチング」として位置づけています。
「コーチング」は指導者にもまだ見えていない新しい領域に踏み込んで行われます(コーチング・クリニック、2008年2月号より)。
ただ「教える」のではなく、ともに進むべき道を試行錯誤しながら進んでいく、というイメージが浮かびます。
このように「コーチング」が目指すのは「自己実現」であり、まさに「個の確立」なのです(同)。
私自身が目指すものは、このような「コーチング」を通した私自身の「自己実現」であり、子どもたちの「自己実現」のサポーターとして信頼を得ることです。
そのために、一番心がけていることは、「子どもたちを信頼する」ということです。
子どもたちの可能性、その能力を信じて、それに向けての子どもたちの懸命の努力を認めることです。
謙虚に自分の能力を認め、得られる結果が満足いくものでなかった時はそれを認め、向上意欲の糧とすることです。
そうした「哲学」にもとづいて、「コーチング」を忍耐強く続けていくことで「何か」が見つかります。
この「何か」が自分の人生を豊かにするもの、まさに「自己実現」の成果だと思っています。
その道のスタートラインに立ったばかりです。
自分の力を信じ、子どもたちの力を信じ、こつこつと進んでいこうと思います。
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