2008年01月09日
心構え(1086)
フェド杯監督の植田さんより、年賀メールとして以下のような文を送っていただきました。
1961年J.F.ケネディー大統領が「我が国は60年代末までに人類を月面着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成に取り組むべきと考えている」と演説をした。
当時の宇宙開発はソ連の技術がはるかに進んでいた。そんな絶望的な中、期限を決めて先に人類を月面に着陸させた。
その時の技術レベルなどほとんど問題にならない。
月面着陸は、私たちの「心構え」が変わったことによって現実となった。
つまり、私たちの「心構え」が「能力」をしのいだ時、不可能を可能にする「突破力」が生まれる。
毎日の「心構え」がどれだけ大切かということを、あらためて痛感したしだいです。
ということです。
ありがとうございます。
毎日の「心構え」、私が言うところの「生活力」と根本的には同じことですね。
前に、こんな文章を読んだことがあります。
一日のボランティア活動を一生懸命やることは、その気になれば誰でも出来ます。
しかし、毎日決まったことをやり通すことは、それ自体が自分の「生活」となっていなければなない、という点で大変難しいものになる。
というような内容でした。
ある一日を頑張ることはできても、毎日の決まった練習を頑張り「続ける」ことは、それが「当たり前」であって、特別意識していなくてもできるという「身体意識」を備えていなくてはなりません。
それが本当の「強さ」です。
昨日から佐賀の廣田選手がトレーニングに来ています。
今年の全国大会で優勝を狙う意気込みがとても強く感じられます。
彼がこう言いました。
「最近トレーニングが楽しんです。特に厳しいレジストのトレーニングをした後の練習で、自分の身体感覚が変わっていることを感じることができます。これを続ければきっと成果が出ると確信できるんです。」
そんなようなことを言いました(いつもながらはっきりと記憶できないのは情けないですが、明日、彼に確認してみます。ぽりぽり・・・・)。
とても力強い言葉ですね。
彼のトレーニングが「日常化」、「生活化」していることは、私の目から見れば一目瞭然に分かります。
本当の「強さ」を身につけてきたなあ、と感じることができてとてもうれしく思います。
私がトレーニングの指導で目指すのは、こうした「身体意識」の構築です。
単なる気持ちの問題ではなく、それが身体に刻まれ、当たり前のように行動できる「意識の構造」のことです。
ちょっと難しい表現ですが、食事をしておいしいと感じるのと同じように、トレーニングをして、体を動かして、その感覚の違いを感じてうれしく思うような気持であり、それが毎日のように続いていくのが当たり前であるという意識です。
こうした「心構え」ができれば、強くなるに決まっています。
多くの子どもたちが「強さ」を身につけてくれるといいなあと思います。
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