2007年09月03日
トレーナーの仕事(987)
今日の練習中に肩を痛めた子がいたので、調整をしながら周りにいた子にいろいろと肩の機能や障害について説明をしたところ、
「コーチ、良く知ってますね」
「なんで、そんなこと分かるんですか」
「なんか、そういう仕事の人みたい」
と意外そうな返事にちょっと戸惑いました。
どうも私が「プロのトレーナー」として仕事をしていることを知らない子が多いようです。
私はトレーナーとして、愛工大名電高校野球部や名古屋高校テニス部の全国優勝に貢献しただけではなく、現在もプロの選手を指導し、以前はオリンピック候補の陸上選手も指導したことがあります。
トレーニングの専門誌に連載したこともあり、毎年多くの講習会で講師を務めています。
なのに、なにですよ。この子達はそれを知らないのです。
まあ、なかなか「理解しにくい仕事」であることには違いないですね。
以前にお話しましたが、テニスのコーチという職業も子ども達には理解しにくいものです。
朝、ネクタイをして出かけていくのがお父さんの仕事であるというイメージがあるので、そうでない仕事については、特に夕方から出かけていくような仕事や、不定期な仕事をちゃんと理解するのは難しいようですね。
実際に私の子ども達も、まだしっかりと私の仕事を理解できていないようです。
夏休みになると家にほとんど帰ってこない、子どもの休みに応じて仕事の内容が変わる、しょっちゅう海外にラフな格好で出かけていく、そんな仕事を理解することは、やっぱり難しいですね。
でも、私はこの仕事を誇りに思ってやっています。
とてもやりがいのある素晴らしい仕事だと思います。
テニスのコーチも、トレーナーの仕事も、主役の選手をサポートする仕事なので、決して主役として表舞台に立つことはありませんが、選手との信頼が強く結ばれ、それが大きく花開いた時、なにものにもかえがたい喜びを感じることができる仕事です。
まあ、これからもできるだけ子ども達にちゃんと理解してもらうことができるように、地道に一生懸命仕事していきたいと思っています。
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